「ファウスト (グノー)」の版間の差分

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== 概要 ==
グノーの『ファウスト』は、ゲーテの『[[ファウスト 第一部]]』を元に作られたオペラである。原作がドイツ語なのに対して、オペラはフランス語である(フランス語題名は『フォスト』)。ドイツを代表する文豪のゲーテだが、ドイツ圏では目ぼしいオペラ化はなく、他の有名オペラである、[[アンブロワーズ・トマ]]の『[[ミニョン]]』(原作『[[ヴィルヘルム・マイスターの修業時代]]』)や[[マスネ]]の『[[ウェルテル (オペラ)|ウェルテル]]』(原作『[[若きウェルテルの悩み]]』)もフランス・オペラである。イタリア・オペラでは[[ボーイト]]の『メフィストーフェレ』、[[フェルッチョ・ブゾーニ|ブゾーニ]]の『ファウスト博士』が、今日でも上演の機会がある。
 
本作は[[1859年]]初演、『ミニョン』は[[1866年]]初演、[[ジャック・オッフェンバック|オッフェンバック]]の『[[ホフマン物語]]』は[[1881年]]初演で、『ヴェルテル』の初演は[[1892年]]。この時期のフランス・オペラはドイツ文学への関心が強かった。少し早い[[1829年]]には[[フリードリヒ・フォン・シラー|シラー]]の原作による[[ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]のフランス語オペラ『[[ウィリアム・テル (オペラ)|ウィリアム・テル]]』もパリ初演されている。他に[[エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]]の『[[ファウストの劫罰]]』([[1846年]]初演)もオペラ形式で上演されることがある。