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=== 一般的な営業形態 ===
{{国際化|領域=[[日本]]|section=1|date=2009年6月22日 (月) 17:36 (UTC)}}
一般的に、映画館は個人によって所有・運営されるケースは少なく(一部のミニシアターに見られる程度)、映画館運営会社([[興行]]会社)などによって運営され、顧客に[[入場券|チケット]]を買ってもらい入場させ映画を見せ、会社はそのチケットの売り上げによって利益を得るという形をとる。<!--入場料が必要になる場合がほとんどであり、--><br>
 
他方、上映用フィルムの配給元となった[[配給]]会社に対し、定額ないしチケット売り上げ額に対する一定割合(映画によって変動あり)の額を、「フィルム貸し料」として支払う。これが映画館の経費の多くを占める。
 
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映画館の受付ロビーには、上映中の作品や次回上映予定の作品のポスター・上映日程・時間帯などが示されている。これらや新聞広告・TVCMなどの情報を元に、観客は自分が鑑賞したい作品のスケジュールを知り、後日に映画館に足を運ぶ段取りとなる。また映画館によっては、上映作品の販売状況などが、空席があるのか[[満席]]かなどが受付の[[電光掲示板]]・ないしインターネットのウェブサイトなどで確認出来る場合がある。
 
日本の映画人口が減少期に入った1960年代後半以降、多くの映画館では『流し込み制』(一度入場すれば、途中退出しない限り、最終回の上映終了まで、何度でも鑑賞可能)を採用してきた。が、近年主流となっているシネコンやミニシアターでは『入れ替え制』を採用しており、チケットに指定された回の上映が終わった後は、観客は速やかに劇場から退場しなくてはならない。<br>
 
いずれの方式においても、入口を出た後の再入場は基本的に許可されていない(流し込み制であれば、改めて入場料が必要)が、[[便所|トイレ]]や[[自動販売機]]・[[売店]]などが館内に設置されていない等の事情により、入場時の半券を提示することで、その半券記載の上映時間内であれば許可するシステムをとる館もある。
 
=== 上映制度の分類 ===
下記の上映制度(映画鑑賞システム)の分類は[[加藤幹郎]]著『映画館と観客の文化史』による<ref>{{cite bookSfn|和書 |author=[[加藤幹郎]]|title=映画館と観客の文化史|date=2006-07-25|publisher=[[中央公論新社]]|pagespp=266 - 269|isbn=978-4-12-101854-0}}</ref>
 
* 流し込み制 - 別名、詰め込み満員立ち見方式。観客は自分の好きな時間に、〔映画の途中でも〕劇場に入退場可能な方式。〔定員を越えた観客は立ち見を余儀なくされる。〕
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== 脚注 ==
[[File:Cinema_odeon_firenze_1.JPG|thumb|right|300px|[[フィレンツェ]]のCinema Odeon館内]]
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== 参考文献 ==
{{commons|Cinemas}}
* {{cite book|和書 |author=[[加藤幹郎]]|title=映画館と観客の文化史|series=中公新書1854 |date=2006-07-25|publisher=[[中央公論新社]]|isbn=978-4-12-101854-0|ref ISBN 4121018540={{SfnRef|加藤|2006}}}}
 
== 関連項目 ==