「機動警察パトレイバー」の版間の差分
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ゆうきはこの「バイドール」に、舞台が第二次関東大震災により半分が壊滅した東京となるなどの変更を加え、知り合ったばかりの[[出渕裕]]に見せた。出渕はこの企画を気に入り、テレビアニメ化実現に向けて動き出した。出渕はSF作家である[[火浦功]]に協力を求め、タイトルも『'''機動警察パトレイバー'''』となった。この頃のパトレイバーには、特車二課が存在せず町の警察署にパトレイバーが配備される、主人公の名前が「'''速見翼'''」であるなど現在のパトレイバーとはかなり異なっていた。この企画は、買い取りを前提に製作プロダクションに持ち込まれたが却下され、宙に浮いてしまう。また、この後火浦は多忙になりパトレイバーの企画からは抜けることとなった。この時一緒にダミー企画として持ち込んだのが、後の『[[未来放浪ガルディーン]]』である。
[[1986年]](昭和61年)、ゆうきは出渕から[[伊藤和典]]を紹介され、出渕は伊藤にパトレイバーの話を持ちかけた。伊藤は『[[テクノポリス21C]]』を連想したことと「ブッちゃん(出渕)のプレゼンテーションが下手だった」ことであまり良い印象を受けなかったが、「『[[ポリスアカデミー]]』のようなノリで」やることを出渕に相談し、ゆうき、出渕、伊藤の三人で再度設定を煮詰めることとなり、コンセプトは「焼き魚志向の生活アニメ」とした。同年秋には[[高田明美]]がキャラクター・デザイナーとして参加した。これは、ゆうきによれば「名もない漫画家がしゃしゃり出てアニメ作るよりも、キャリア(業界の信用)のある人をキャラデザインに立てたほうが良いと思った」ことと、「メカ・アニメのキャラデザインを女の人がやるのって初めてだろう
この頃参加したのが[[押井守]]であり、「ヘッドギア」のメンバーが出揃うこととなった。押井はメカデザインに「風呂釜のような作業機械に手足」という案を出したが、ゆうきは初期の段階から「目の前に立ちふさがる巨人の影に思わずブレーキを踏んでしまう」ような「あからさまな人型シルエット」をイメージしており、却下された。しかし、最終的には初代パトレイバーとして作中に共存することとなった。
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