「ポップ (ダイの大冒険)」の版間の差分

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[[バーンパレス]]へと乗り込む直前、ポップはミナカトール使用のために、アバンの使徒5人がアバンのしるしを魂の力で光らせることが必要であることを立ち聞きする。しかしポップは、アバンのしるしを光らせることができなかった。他の4人があっさりと光らせる光景を次々と見たポップは自信を喪失。ダイは竜の騎士と滅亡した王家(アルキード)の王女との間に生まれたハーフ(=戦うために生まれたサラブレッド)、レオナは王女、マァムは師・アバンの戦友の戦士と僧侶の子、ヒュンケルは幼少より善悪両方の教育を受けた戦闘のプロ、という顔ぶれにあって自分だけが平凡な武器屋の息子である事にコンプレックスを抱き、仲間に打ち明けることも出来ずに苦悩する。ミナカトール実行時も、しるしを光らせることに失敗したポップは自暴自棄になりかけるが、魔法円の防衛において、自分をかばって倒れ、瀕死となったメルルから「誰が好きなのか教えてほしい」と懇願され、「勇気」を持ってマァムが好きだと告白したことがキッカケで、'''勇気の魂の力'''に目覚めた。この出来事(本人曰く「情けないてめえ自身に愛想を尽かした瞬間」)により彼は魔法使いとしての能力を大きく成長させた上、これまでマトリフに契約させられていた回復呪文(ベホマ)なども使えるようになり、息絶える直前のメルルは爆発したかのように目覚めた強大な魔力で一瞬のうちに回復した。その時のポップの姿を見たレオナ等は、「賢者の能力に目覚めた」と表現したが、後にポップは自身を「賢者」ではなく、師であるマトリフにならって自らを「大魔道士」と称した。
 
バーンプレスでの最終決戦では、最も相性の悪い相手であるハドラー親衛隊の一人「騎士(ナイト)シグマ 」と交戦。メドローアでしか倒せない上に下手に打てばシャハルの鏡で反射されるという状況の中、智謀を駆使して勝利。メドローアに似せた[[ベギラマ]]をわざと喰らい、油断した一瞬を突いて本物のメドローアを直撃させ勝利した。この際、シグマから「持っていってほしい」とシャハルの鏡を託され、盾として使うにはポップには重すぎたため胸部に仕込む形で着用していた。これは真・大魔王バーンとの戦いに大きく貢献することとなり、シャハルの鏡が砕けた際は胸中でシグマに礼を述べていた。その後、マァムと共にミストバーンと交戦し窮地に陥ったところをラーハルトに救われ、そのまま三人で協力し足止めを行う。ミスバーンがその素顔を晒し、真の力を発揮した時は切り札であるメドローアを上手く当てるも、フェニックスウィングによって跳ね返されてしまう。しかし間一髪のところでアバンによって救われていたため生存しており、いつもの調子で姿を見せたため彼の死を悲しんでいたマァムからボコボコにされた(クロコダイン曰く「テレ隠し」とのこと)。真・大魔王バーンとの戦いでは策士としての才覚をいかんなく発揮し、「今こそ師匠のように戦う時だ」とマトリフが説いたクールさを披露。更にはかつてマトリフが見せた「二つの呪文を同時に発動させる」というものまでやってのけ、バーンの必殺技を破るのに貢献した。
その後、マァムと共にミストバーンと交戦し窮地に陥ったところをラーハルトに救われ、そのまま三人で協力し足止めを行う。ミストバーンがその素顔を晒し、真の力を発揮した時は切り札であるメドローアを上手く当てるも、フェニックスウィングによって跳ね返されてしまう。しかし間一髪のところでアバンによって救われていたため生存しており、いつもの調子で姿を見せたため彼の死を悲しんでいたマァムからボコボコにされた(クロコダイン曰く「テレ隠し」とのこと)。
真・大魔王バーンとの戦いでは策士としての才覚をいかんなく発揮し、「今こそ師匠のように戦う時だ」とマトリフが説いたクールさを披露。更にはかつてマトリフが見せた「二つの呪文を同時に発動させる」というものまでやってのけ、バーンの必殺技を破るのに貢献した。
 
ポップの魔法力は冒険が進むごとに増し続け、最終決戦時には通常の魔法使いの数倍の魔法力を持つまでに至った<ref>例えると、ポップのヒャダルコは常人の魔法使いでのヒャダイン級である。</ref>。[[キルバーン (ダイの大冒険)|キルバーン]]は「成長度だけならダイ以上」「(勇者一行の中でも)真っ先に始末しなければならない相手」と発言し、「ポップが死ねば誰一人としてバーンの元にはたどり着けないだろう」と高い評価を下していた。知謀の面でもアバンをして「あいにく切れ者なら私以上がもういる」と言わしめるほどになり、その頭脳をもって真・大魔王バーン自慢の必殺奥義である「天地魔闘の構え」の弱点を味方の体を張った援護を受けつつ看破し、好敵手から授かった伝説の武具を切り札に使いながら単独で見事にそれを破った。さらにはダイ一行を何度も苦しめたカイザーフェニックスを、魔法力を集中させた指先で引き裂いて分解すると言う離れ業をやってのけ、大魔王を戦慄させるまでとなる。その際思わず、「オレってやっぱり天才かも」と嘯いたが、ダイには「昔から天才だよ」と肯定される。それ以前にも、自分の力量を上回る破邪呪文や天候操作呪文を使ったり、話に聞いただけの五指爆炎弾(フィンガー・フレア・ボムズ)を不完全ながらも使用(この時、生命力そのものにダメージを受けた)したりと才能の片鱗を見せてはいたが、ついには習得の困難なはずのメドローアを極めて短期間で使いこなせるようになり、師マトリフをして「大した奴」と言わしめた。また、バーンがダイ以外で初めて驚愕によって名前を呼び、ヒュンケルですら「今のポップに勝つのはオレとて容易なことではない」とその実力を認めていた。最終的には魔王軍をもってしてダイを差し置いて「'''アバンの使徒で最も恐ろしい男'''」とまで言わしめた。人間の中で間違いなく最強の魔法力と最高クラスの英知をもつ存在となり、ダイの最大のパートナーとして最後まで信頼しあっていた。
 
大魔王との決戦後、ダイと一緒に「黒の核晶」を空中に運び、運命を共にしようとするがダイによって置いていかれてしまう。決戦後はマァムメルルとともに(ダイの捜索を最大の目的とした)旅に出ている。
 
== 呪文・技 ==