「孫叔敖」の版間の差分

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==双頭の蛇==
[[前漢]]の[[劉向]]の著作[[新序 (劉向)|新序]]には、幼少時の孫叔敖の逸話が収録されている。
 
ある時、孫叔敖が遊びに出向いた時、頭を二つ持つ蛇に出会い、とっさにその蛇を殺し穴に埋めて、家に戻った。その後孫叔敖は母親に対し「双頭の蛇を見た者はすぐに死ぬとあります。私はつい先ほどその蛇を見てしまったので、もうすぐ死ぬでしょう。」と涙ながらに語り、「他の人がその蛇を見てはいけないので、殺して埋めました」とも語った。これを聞いた母親は「そういう隠れた善行を行った者には、天は福をもって報いるのです。だから死ぬことはありません。」と諭した。実際、孫叔敖は母が言っていた通り、死ぬことは無かった。