「ミゾコブシボラ」の版間の差分

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[[File:Large eastern conch.jpg|250px|thumb|[[カリフォルニア州]]の市場で売られるミゾコブシボラ]]

 

縫合が溝状になるのが特徴の一つで、種小名 ''canaliculatus'' （[[ラテン語]]で「小溝のある－」）や和名<ref name=Shikama&Horikoshi,1963/>はこれに因む。本種はミゾコブシボラ属 {{Snamei||Busycotypus}} Wenz, 1943 のタイプ種で、属名の ''Bsycotypus'' は近縁のコブシボラ属の学名 {{snamei||Busycon}} （[[ギリシャ語]]：{{lang|grc|βουσυκον (bousykon)}} ＝大きな[[イチジク]]）に typus （[[ラテン語]]＝印、印象、型）を付けたもの<ref name=Emerson,1976/>。<!--ちなみに ''Busycon'' は{{lang|grc|βουσυκον}} で {{lang|grc|βοῦς}}（牛）＋{{lang|grc|συκον}}（イチジク）で牛のようなイチジク＝でかいイチジクの意。この属のイチジク型の大きな殻に因む。-->

*北米西岸（外来）：[[サンフランシスコ湾]]など（少なくとも[[1948年]]以前に移入され、以後定着した）<ref name=Stohler,1962/><ref name=Abbott,1974/>。

 

 

==形態==

湾的環境の潮間帯から浅海までの砂底や砂泥底に普通に見られる<ref name=Abbott,1974/><ref name=Emerson,1976/>。海底を匍匐したり砂泥中を埋進しながら埋棲する[[二枚貝]]が水管から出す噴出水を感知し、二枚貝を見つけると巨大な腹足で掴むように捕捉しながら獲物の殻を自分の殻口縁に当てて壊し、相手の壊れた隙間から吻を挿入して軟体部のみを食べる。また、埋在性の二枚貝のみならず、付着性の二枚貝である[[ムール貝]]や[[カキ (貝)|カキ]]類などを捕食することもあり、二枚貝群集にとっては時に大きな脅威となる。

 

 

==分類==

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