「満洲語」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m →音韻 |
方言の項目を追加 |
||
32行目:
満州語は、言語学的には[[ツングース諸語]]に分類される[[膠着語]]である。[[アルタイ諸語|アルタイ語族]]があるとすれば[[ツングース語派]]に分類されることになる。満州語の表記は、[[モンゴル文字]]を改良して作られた[[満州文字]]を使う。
== 方言 ==
南北2つの方言があったとされる。
=== 北部方言 ===
北音:黒龍江一帯の方言。
東音:寧古塔を中心に東は日本海に至る地域の方言。
・2017年現在、中国東北部(黒龍江省三家子など)で継承されている満州語(現代満語)は、東音を主体として北音の影響を受けて成立した言語である。
=== 南部方言 ===
南音:長白山一帯の方言。盛京(瀋陽)でも話されていた方言であり、この方言(女真語建州方言)を基に満州語文語(満文)が作られた。
西音:入関後、北京で話されていた方言。京語ともいう。南音を基盤に北音と東音の影響を受けて成立した。
・西音は北京にて消失した。南音は中国東北部では既に消滅したものの、新疆にて[[シベ語|錫伯語]]として継承されている。
== 音韻 ==
|