「原子」の版間の差分
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原子の[[質量]]を表すのには、[[統一原子質量単位]](u)がしばしば用いられる。これは、質量数12の[[炭素]]原子である<sup>12</sup>C([[炭素12]])1個(ただし、[[静止]]して[[基底状態]]にあり自由な時)の質量を12 uと定義したものであり、1 u = 1.6605402(10)×10<sup>-27</sup> kgである。
また、原子の[[相対的]]な質量比を表すものとして[[原子量]]があり、これは先述の<sup>12</sup>C(炭素12)1個の質量を12と定めた場合の他の元素の質量比である。ある原子の原子量の値はその原
▲複数の同位体を含む元素では、整数値からさらに離れた値を取る場合がある。これは多くの元素では質量数の異なる原子([[同位体]])が存在し、その存在比率もまちまちなためである。例えば、<sup>12</sup>Cの原子量が厳密に12であるのに対し炭素の原子量は12.011であるが、これは炭素には<sup>12</sup>Cの他に少量の<sup>13</sup>C(更にごく少量の<sup>14</sup>C)が含まれているためである。原子量の概数は計算によって求めることができ、例えば塩素の原子量は35.453であるが、この場合<sup>35</sup>Clの存在比が約76%、<sup>37</sup>Clの存在比が24%となっているため、35×0.76+37×0.24という計算によって概数(35.48となり誤差は約0.1%)が求まる。
=== 原子と元素 ===
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