「魯智深」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
オクヤマ (会話 | 投稿記録)
独自研究を削除
13行目:
 
== 物語中での活躍 ==
元は[[渭水]]経略府の官吏だった。[[史進]]が師匠の[[王進]]を訪ねて訊ねて渭州に立ち寄った際に、史進の師でもあった[[李忠 (水滸伝)|李忠]]とともに親交を深めたが、その直後に持ち前の義侠心から、旅芸人の金老爺と金翠蓮父娘を苦しめる悪徳長者の鎮関西・鄭屠を拳骨3発で撲殺してしまい逃亡者となる。逃亡中、助けた金父娘と再会し、新たに翠蓮が妾として仕えている趙員外に引き合わされ、その勧めで官憲の追及を逃れるために出家を決意する。大施主である趙の口利きで入門した[[中国四大仏教名山|仏門の名山]]である[[五台山 (中国)|五台山]]の長老の智真に見込まれて、師匠自らの一字を取った智深という戒名を授かる。師匠である智真長老は、しかし魯智深が将来大きな悟は二度禁酒の戒を破を開くものと予言、泥酔して寺に帰り大暴れし天衣無縫の荒法師で、酒を好みしばしば騒ぎを起こしたため智真長老はやむなく破門にされ兄弟弟子の真の勧めで清禅師がいる[[開封|東京開封府]]にある大相国寺の菜園に身寄せ紹介した。なお、この旅の途際に[[偈]]を授けている。開封府に向かう道中で、桃花村の麓の庄屋の劉の娘と無理矢理祝言を上げようとした桃花山の山賊となった李忠・[[周通]]を懲らしめ、瓦灌寺の凶賊である生鉄仏[[崔道成]]と飛天夜叉[[丘小乙]]たちを、[[行者]]に扮した史進と偶然再会した史進の助太刀を得、ともに倒している。
 
開封府の大相国寺では菜園の番人を命ぜられ、着任早々野菜泥棒たちを叩きのめして逆に舎弟にしてしまい、さらに、禁軍の教頭を務めていた[[林冲]]と意気投合し義兄弟の契りを交わす。ところが、義弟・林冲が無実の罪で流罪となり、途中殺されそうになるとこれを助けたため、再び逃亡生活に入る。道中出会った[[楊志]]、[[曹正]]と二竜山にこもっていた盗賊らを倒し、そのまま首領におさまる。その後、[[武松]]、[[施恩]]、[[張青]]、[[孫二娘]]らを仲間に加え、度々官軍を退け勢威を誇ったが、[[呼延灼]]が討伐に来た際に[[梁山泊]]に援軍を頼み、その後梁山泊に加わった
 
梁山泊では歩兵軍の頭領として度々活躍した。後に、江南の[[方臘 (水滸伝)|方臘]]討伐に参戦し、では方臘を捕らえる殊勲を上げた。この後[[杭州]]六和寺に滞在中に、[[銭塘江]]に[[海嘯|潮が逆流]]する音(潮信)を聞いてく。魯智深は師匠から与え授けられた言葉に思い当たり自身の死期を知り、一室にって悟りを開き[[入寂]]した。怪我も病気もなかったという
 
== 魯智深を主人公にした作品 ==
*歳森薫信著『快僧魯智深:水滸外伝』(審美社、1989年)ISBN 9784924440081
*光栄(現:[[コーエー]])のゲーム「[[水滸伝・天命の誓い]]」は[[宋江]]ではなく魯智深を主人公としている。(魯智深のみ唯一全シナリオでプレイヤー選択ができるキャラである。)
 
== 関連項目 ==