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'''住宅地図'''(じゅうたくちず)とは[[地図]]の一種で、戸別名([[表札]]表示による居住者)表示地図である
{{国際化|date=2012年11月|領域=日本}}
 
日本では大縮尺の住宅地図が流通しているが、[[国土地理院]]の「諸外国における地図情報等の提供の在り方に関する調査」では「住宅地図などの民間事業者による大縮尺地図は、世界的にみて例外的な存在」としている<ref name="gsi" />。
'''住宅地図'''(じゅうたくちず)とは[[地図]]の一種で、戸別名([[表札]]表示による居住者)表示地図である。
 
== 概要 ==
住宅地図は[[地形図]]や[[道路地図]]などと区別するために用いられる名称である。
[[地形図]]や[[道路地図]]などと区別するために用いられる名称である。近年は、[[国土地理院]]や[[地方公共団体]]発行の地形図等を元に、現地確認調査を実施し編集されていることが多い。別記内容として、[[集合住宅]]内の戸別名や事業用ビルのテナントも表記される場合もある。なお、住宅地図内に描かれている建物の外形形状をさして'''家型'''(いえがた、かけい)ということがある。
 
日本では民間事業者によって大縮尺の紙媒体による住宅地図が発行されている<ref name="gsi">[http://www.gsi.go.jp/common/000057628.pdf 国土地理院時報120号「諸外国における地図情報等の提供の在り方に関する調査」] [[国土地理院]]、2017年2月13日閲覧。</ref>。このような紙媒体の大縮尺の地図は世界的には珍しく、多くの国では民間事業者によって発行されている紙地図は道路地図や都市地図である<ref name="gsi" />。大縮尺のデジタル地図としてはイギリスにUKMapがあるが一般ユーザーを対象としたものではない<ref name="gsi" />。
 
[[地形図]]や[[道路地図]]などと区別するために用いられる名称日本ある。近年[[国土地理院]]や[[地方公共団体]]発行の地形図等を元に、現地確認調査を実施し編集されていることが多い。別記内容として、[[集合住宅]]内の戸別名や事業用ビルのテナントも表記される場合もある。なお、住宅地図内に描かれている建物の外形形状をさして'''家型'''(いえがた、かけい)ということがある。
 
地方に一部地域の住宅地図を刊行している会社は幾つかあるが、日本全国を網羅している住宅地図を刊行しているのは[[ゼンリン]]一社のみで、住宅地図の代名詞として圧倒的なシェアを誇る。ゼンリンは、全国ほとんどの地区において1-2年周期で新版の住宅地図を定期的に刊行している。なお、一部僻地は数年周期となる。
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地番が分かるように住宅地図に[[公図]]の情報を追加した住宅地図が存在する。[[ゼンリン]]では'''ブルーマップ(住居表示地番対照住宅地図)'''、[[刊広社]]では'''住宅明細図地籍版'''と呼ばれる。一般住宅地図より更に高価な商品であり、一部の地域でしか刊行されていない。
 
== ゼンリン住宅地図メーカーと種類 ==
* ゼンリン
*B4判住宅地図 - 最も普及している基本的な商品。B4より一回り大きく縦約39センチ。
*A4*B4判住宅地図 - 上記B4版をそのまま縮小最も普及ている基本的な商品。B4よりやや安価である。部地域のみ発行。A4よわずかに大きく縦約39センチ
**A4判住宅地図 - 上記B4版をそのまま縮小した商品。B4版よりやや安価である。一部地域のみ発行。A4よりわずかに大きい。
**スターマップ(A4判) - 巻末のビルテナント名、集合住宅居住者名を省いてさらに安価にした商品。A4ちょうどのサイズ。装丁は上記住宅地図と異なるライトタッチなものであり、上記より少し遅れて販売される傾向にある。元々一部地域のみの発行で、近年発行エリアは減り続けている。<!--東京都23区と横浜市等神奈川県中心部のみになりそうな傾向である。-->
**バインダー版(B4判) - B4版住宅地図を、1ページ単位でばらして穴を開け、専用バインダーで綴じたものである。価格は、バインダーを除けばB4版と同じである。一部地域のみの発行。
**ブルーマップ(B4判) - B4版住宅地図に青で公図情報を反映させたものである。一部地域のみの発行で、バインダー版も存在する。京都府版は発行がない。全般的に、新版発行頻度は通常住宅地図ほど高くない。
**デジタウン(CD判) - 住宅地図をCD化したもので、価格的には住宅地図の1.5倍ほどと更に高価である。僻地のものもあり、全域で発行されていると推測される。WindowsPCのみ対応。「大阪市全域」など、広域版も存在する。特殊なプロテクトがかかっており、複製作成はできたとしても極めて困難である。
 
== ゼンリン以外の住宅地図メーカー ==
*[[吉田地図]] - 大阪府全域の住宅地図を発行していた。[[2008年]]以降、新版の発行もwebの更新もない。
*[[京都吉田地図]] - 上記の兄弟会社と推測される。京都市と府下の住宅地図を発行。こちらは[[2009年]]も新版が発行されている。
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*[[関西地学協会]] - 社名に「関西」とあるが、愛知・岐阜・三重の東海三県の連合町会区域(学校区)ごとの地図を発行。
*マップシステム・アイゼン - 愛知県を中心に、静岡・長野・岐阜の一部地域の住宅地図を発行している。
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 外部リンク ==
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*[http://tachibana-map.co.jp たちばな出版有限会社]
*[http://www.kansaichigaku.com 株式会社 関西地学協会]
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