「北越急行ほくほく線」の版間の差分

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2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線の金沢開業後は、特急「はくたか」は廃止され、ほくほく線は地域密着型のローカル線として再出発を切ることになった<ref name = "鉄道計画_149-151" /><ref name="jreast20140827" /><ref name="jrwest20140827" /><ref name="hakutakahaishi" /><ref name="20141219 press" />。このため、同日より国土交通省運輸局への申請最高運転速度を130km/hに引き下げ、設備についても順次スリム化・撤去が行われている<ref name="rf670-69" />。その後の2015年度決算では前年度の11億円の黒字から11億円の最終赤字に転落している<ref>{{Cite news |title=北越急行、特急廃止響き初の最終赤字 15年3月期 |newspaper=日本経済新聞 |date=2015-06-26 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88530340V20C15A6L21000/ |publisher=日本経済新聞社 |accessdate=2015-12-08}}</ref>。
 
北越急行では2012年(平成24年)時点で「はくたか」利用者の22パーセントから25パーセントが直江津駅(アクセスには北陸新幹線でもアクセスに[[上越妙高駅]]から乗り換えを要する直江津で乗降している<ref name="rj557-45" />ことや、沿線の十日町を中心に東京や金沢と相互のビジネス需要が見込まれること<ref name="toyok20150803" />から、「ほくほく線経由の需要も残るのではないか」と予測し<ref name="rj557-45" />、事業を当面継続することは可能であるという見通しを持っている<ref name="rj557-45" />。運行面でも、特急が廃止となったことで普通列車の時分短縮が実現していたが、「ほくほく線全体の速さと便利さをアピール<ref name="toyok20150803" />」する「快速を超える列車<ref name="faq">{{Cite web|url=http://www.hokuhoku.co.jp/answer.html#qa2|title=よくあるご質問|publisher=北越急行|accessdate=2016-07-16}}</ref>」として、前年の2014年(平成26年)から越後湯沢 - 直江津間を1時間で結ぶ「'''[[スノーラビット|超快速列車]]'''」の運行を計画し<ref name = "superrapid" />、2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正で「'''スノーラビット'''」の愛称で運転開始している<ref name="20141219 press" />。この超快速は日本国内において乗車券だけで乗れる列車としては、2016年現在表定速度が最も高い列車であり<ref name = "toyok20150803"/>、特に直江津駅からは、上越妙高駅乗り換えの北陸新幹線経由と所要時間で遜色がなく、かつ運賃+特急料金が1000円以上安いことがセールスポイントとなっているなど、北陸新幹線との対抗馬、「はくたか」の後継としての側面も名実ともに強く意識されている。
 
一方で、超快速列車の[[越後湯沢駅|越後湯沢]]発・下り1本と折り返しの越後湯沢行きを同日信越本線を転換して開業した[[えちごトキめき鉄道]][[えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン|妙高はねうまライン]][[新井駅 (新潟県)|新井駅]]まで直通させることで、沿線から[[高田駅 (新潟県)|高田駅]]・上越妙高駅へのアクセスを高めている<ref name="20150219pr">{{Cite press release |title=北越急行からえちごトキめき鉄道への乗入れ |publisher=北越急行株式会社・えちごトキめき鉄道株式会社 |date=2015-02-19 |url=http://www.hokuhoku.co.jp/press/20150219pr.pdf |format=PDF |accessdate= 2015-11-07}}</ref>など、北陸新幹線と協力する一面もある。