「風立ちぬ (松田聖子のアルバム)」の版間の差分

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== 解説 ==
*帯コピー:'''こころの香り 聖子、いま19のメッセージ…'''(CD選書盤では『'''いま'''』の部分が省略されている)
*「Side Aの作曲・編曲を[[大瀧詠一]]、「Side Bの「[[白いパラソル]]」以外の編曲を[[鈴木茂 (ギタリスト)|鈴木茂]]、全曲の作詞を[[松本隆]]が行っており、元[[はっぴいえんど]]メンバーが強く関与している。特に、松本はこのアルバム以降長期にわたってほとんどの楽曲の作詞を担当することとなり、松田聖子アルバム音楽史の中でひとつの転換点と考えられる。鈴木は、「白いパラソル」以外の全曲でE.ギターを担当している。
*近年、プロデューサーに関してサウンド・プロデューサー今作指すことが多いためか、大瀧・鈴木のプロデュース作品という風に当事者(大滝自身のライナーノート等)及び他者から語られること多いあるが、実際は両者とも実際はサウンド・プロデュースの担当に関する責任者であり、アルバム体のトータルプロデュース及びディレクションはCBS[[ソニーミュージックエンタテインメント (日本)|CBSソニー]](若松宗雄)と[[サンミュージックプロダクション|サンミュージック]](月野清人)の[[音楽プロデューサー|プロデューサー]][[ディレクター]]の担当だったである
*「Side Aは大瀧のサウンドプロデュース・編曲からナイアガラサウンドによる独特の作風色濃出ておりこれまでの松田の作品と一線を画している。大瀧自身は、このアルバム今作の7ヶ月前に発表された自身のアルバム『[[A LONG VACATION]]』の収録曲と対になることようにそれぞれの曲意図制作したと『大瀧詠一作品集Vol.1』のライナーノートで解説している。また、大瀧は、これまで松本と組んだ作品は、これまで「はっぴいえんど」等での実験的な作品ばかりだったので、歌謡界で商業的に通用するかどうかの試金石だったが、今作がヒットして自信になったと述べている。
*今作レコーディング時の松田は、過酷なスケジュールによる喉の酷使で声の状態が非常に悪く、また、大瀧の指導が厳しいものであったため、スタジオに向かうのが嫌でバスの中で泣いた事もあったという。その後、無事にレコーディングは完了し、大瀧も作品の出来栄えを見て松田を称賛した。
<!--*だが、聖子自身はこのアルバムのレコーディングは「音のとり方もハーモニーも難しくて、いろんな意味で厳しかった」と語っており未だにベスト盤にも本作からセレクトされることは少ない。-->
 
== 収録曲 ==
=== Side A ===
全曲作詞:[[松本隆]]、作曲:[[大瀧詠一]]、編曲:[[大瀧詠一#.E4.B8.BB.E3.81.AA.E5.88.A5.E5.90.8D.E3.83.BB.E5.A4.89.E5.90.8D|多羅尾伴内]]
# '''冬の妖精''' (3:42)
# '''ガラスの入江''' (3:38)
# '''一千一秒物語''' (4:22)
#:[[Another Side of Seiko 27]]の投票では第27位にランクイン。
# '''いちご畑でつかまえて''' (3:52)
#:Another Side of Seiko 27では第19位にランクイン。
#:『EIICHI OHTAKI大瀧詠一 Song Book Ⅰ 大瀧詠一 作品集 Vol.1 (1980-1998)』(2010年版)には、本来提供する予定だったカウントとエンディングのリプライズをカットしたバージョンで収録されている(が、しかしカウント等を除くと対となる曲FAN x 4と合わなくなり、矛盾が生じる)。
# '''[[風立ちぬ (松田聖子の曲)|風立ちぬ]]''' (4:35)
#*ストリングスアレンジ:[[井上鑑]]
#:タイトル曲。後に大滝自身もキーをCに変えてライブで「二度と歌うことは無いだろう」ということ文言付きで一度だけ披露している(同ヴァージョンは[[2016年]]発売の[[スタジオ・アルバム|アルバム]]『[[DEBUT AGAIN]]』に収録)。
 
=== Side B ===