「ディードー」の版間の差分
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[[フェニキア]]の[[都市国家]][[テュロス]]の[[国王]]の娘で幼名は'''エリッサ'''({{lang|la|Elissa}})といった。父の弟で[[メルカルト]]の[[神官]]をしていた[[シュカイオス]]と結ばれて同じく[[巫女]]として仕えていた。父の死去の際、彼女と兄の[[ピュグマリオーン (テュロス王)|ピュグマリオーン]]が共同で国を治める様に[[遺言]]された。ところが、兄は王位の独占と叔父の財産目当てに遺言に違えてシュカイオスを[[暗殺]]し、ディードーの命をも狙った。そこで彼女は全てを捨てて心ある家臣たちとともに航海に出たのである。
ディードーの一行は途中[[キプロス島]]で豊饒の女神[[アスタ
[[古代ギリシア]]の[[歴史家]][[ティーマイオス]]によれば、これを見たイアルバースは彼女の才能に惚れて求婚した。だが、亡き夫の死の際に決して再婚しないと誓っていた彼女はこれを拒んで[[火葬]]の[[炎]]の中に飛び込んで自らの命を絶ったという。
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