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[[File:Emirates A380-800 at Narita Airport.JPG|thumb|right|240px|成田空港で撮影された、着陸後タクシングして滑走路から離脱する、エミレーツ航空のA380型機]]
[[File:Taxiing Airplanes at DXB on 13 November 2007.jpg|thumb|right|240px|タキシング中の航空機(ドバイ国際空港にて)]]
'''タキシング'''(または'''タクシング'''、{{Lang-en-short|taxiing}})は、[[航空機]]が自らの動力で地上を移動すること。多くの場合[[飛行場]]の[[誘導路]]上を車輪で行うが、スキー装着機による雪上の移動やフロートによる水上移動もタキシングと呼ばれる。 
 
== 概要 ==
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ジェットブラストによる地上作業係員の保護、地上車両の横転 / 転覆や設備の破壊、駐機中の他機の浮き上がりなどの防止のため、飛行場ではエリアによりタキシング時のエンジン推力を規制している。同様の理由で、[[空港ターミナルビル|ターミナル]]から後退して離れる際の[[逆噴射装置]]の使用は原則禁止されている(空港によっては制限利用を認めている空港もある/アメリカの国内線空港に見られる)ため、[[タグ]]([[トーイング・トラクタ]]あるいは[[トーバーレス・トラクタ]]などの総称)による推進 / 牽引([[プッシュバック]])を受ける。
 
飛行場の大型化に伴い、タキシング距離が非常に長くなったため、航空機自身の動力による移動は効率が悪い(例えば[[ボーイング747]]は、タキシング1分あたりおよそ50 - 60リットルの燃料を消費する)。このため牽引車両による移動範囲の拡大が検討されている<ref>{{Cite web|url=http://www.jisc.go.jp/policy/pdf/EnvironmentalJIS_Guideline.pdf|format=PDF|title=航空・宇宙分野における環境配慮規格整備方針|publisher=日本工業標準調査会 航空・宇宙機技術専門委員会(2002年3月) |accessdate=2007年1月-01-25 }}</ref>。特にヨーロッパを中心にプッシュバックから滑走路までのタキシング時にエンジンを始動させないで走行できるように電気自走タキシングシステム<ref>[http://flyteam.jp/news/article/30050 エアバス、電気自走タキシングシステムの開発に参画へ]</ref>やハイブリッド電気牽引車<ref>[http://flyteam.jp/airline/lufthansa/news/article/46702 ルフトハンザ、離陸ポイントまで牽引する環境に優しいTaxibotを導入]</ref>の開発研究が進み、一部小型ジェット機で実用化されている。また、燃料消費の低減のため、大型旅客機では着陸後にターミナルまで移動する際のタキシングに限り1基ないし2基(4発機の場合)のエンジン停止が行われることがある<ref>{{Cite web|url=https://www.ana.co.jp/ana-info/ana/csr/report/pdf_backnumber/2006.pdf|title=全日本空輸(株)CSRレポート 2006、64頁|publisher=[[全日本空輸]] |accessdate=2008年1月9日-01-09 }}</ref>。
 
== 参考文献 ==
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<references/>
 
{{DEFAULTSORT:たしんく}}
[[Category:航空機の運航]]
[[Category:航空機の操縦]]