「アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)」の版間の差分

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死亡および捕虜 38,000以上 [[:en:List_of_rebel_fatality_reports_in_Afghanistan|[:en]]]
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'''アフガニスタン紛争(2001年 -~ 2014年))'''(アフガニスタンふんそう)では、[[アフガニスタン紛争|アフガニスタンで断続的に発生している紛争]]のうち、[[2001年]][[9月11日]]の[[アメリカ同時多発テロ事件]]の首謀者として指定された[[アルカーイダ]]の引き渡しに応じなかった[[ターリバーン]]政権に対し、[[アメリカ合衆国]]が主導する有志連合諸国および[[北部同盟 (アフガニスタン)|北部同盟]](2001年以降はアフガニスタン暫定政府、2004年以降はアフガニスタン政府)が「[[不朽の自由作戦]]」に基づき、[[アフガニスタン]]においてターリバーン勢力、アルカーイダ、およびその他の武力集団との間で行っている武力衝突を扱う。
 
== 概要 ==
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アフガニスタンの9割を実効支配していたタリバン政権は、数度に渡る国連安保理決議によってビン=ラーディンとアルカーイダの引渡しを要求されていたが、拒否し続けており、今回も拒否した。NATOは攻撃によってタリバン政権を転覆させる必要を認め、2001年10月にアフガニスタンの[[北部同盟 (アフガニスタン)|北部同盟]]と協調して攻撃を行い、タリバン政府を崩壊させた。以降、国連の主導によるアフガニスタン復興と治安維持が行われているが、南部を中心としてタリバン派の勢力が攻撃を行っており、アフガニスタンの治安は2016年現在も安定していない。
 
この攻撃はアメリカ合衆国政府によって「[[対テロ戦争]]」の一環と位置づけられ、国際的なテロの危機を防ぐための防衛戦として行われた。イギリスを始め多くの国がこのアメリカ政府の攻撃に賛同した。対テロ戦争全体の作戦名は当初「'''無限の正義作戦''' (OIJ: Operation Infinite Justice)」とされたが、"Infinite"はイスラム教ではアッラーフを意味することがあり、イスラム法学者から「究極の正義を意味するのなら、それはアッラーフのみが与えることができるので不適切」と批判を受けた。そのため、'''[[不朽の自由作戦]]''' (OEF: Operation Enduring Freedom)」と改められた。[[イギリス|英国]]では米国が云う「不朽の自由作戦」は「ヘリック作戦」 (Operation Herrick)と呼んでいる<ref name = "軍事とロジスティックス">江畑謙介著 『軍事とロジスティックス』 2008年3月31日第一刷発行 ISBN 9784822246464</ref>。アフガニスタンにおける軍事行動の正式名称は[[アフガニスタンにおける不朽の自由作戦]](OEF-A:Operation Enduring Freedom - Afghanistan)である。
 
またその後、アフガニスタンからパキスタン[[連邦直轄部族地域]]にかけてタリバン系の組織活動が活発となり([[ワジリスタン紛争]])、海上でテロ組織の補給ルートを断ち切る[[海上阻止活動]](OEF-MIO:Maritime Interdiction Operation)も行われている。