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[[File:Zentai lycra.jpg|thumb|right|150px|舞台衣装としての全身タイツの一例]]
[[File:Blue Zentai.jpg|thumb|right|150px|素肌の見えない全身タイツの一例]]
'''全身タイツ'''(ぜんしんタイツ)は、全身を覆うことができる、オールインワンのレオタード風の[[衣類]]。便宜上「~[[タイツ]]」と称されるが[[靴下]]には含まれない。<!--必ずしも顔が露出しているとは限らない-->'''全タイ'''(ぜんたいタイ)と短く略す者もいる。'''総身タイツ'''(そうしんタイツ)とも称する。
 
==スポーツウェアとして==
[[ヨーロッパ]]各国王宮の[[スポーツ]]芸術である[[サーカス]]において、身体の躍動を余すところなく見せるための衣服がその発祥。その機能はさらに歴史のある[[レオタード]]にほぼ準ずる。その機能性は高く、[[アクロバット]]系競技や[[ダンス]]、[[スピードスケート]]などのスポーツシーンには欠かせないものとなっている。現代ではスポーツメーカーの研究開発による最先端の[[繊維]]素材が使用され、極限までのシビアな動きがされるスポーツ分野では、[[|空気抵抗]]に特に優れたものや、[[筋肉]]の動きをサポートするものなど、特殊な機能を持たせた全身スーツが現在も開発され続け、スポーツ選手の運動記録の更新に一役買っている。
 
スポーツ用タイツのうち、腰より下だけを覆うものはロングタイツと呼ばれている。
 
その全身を覆う身体に密着した衣というコンセプトは、[[筋肉]]を強調するため古くは[[スーパーマン]]や[[バットマン]]などの[[アメリカン・コミック]]に登場する[[スーパーヒーロー]]のコスチュームとしても採用されていた(欧米ではその素材から'''[[スパンデックス]]'''と呼ばれている)。日本においては、[[ウルトラマン]]などの[[特撮]]ヒーローの衣に、現在の全身タイツの原型をみることができる。
 
==バラエティ等として==
全身タイツは上記のような分野だけでなく、そのユーモラスに見えなくもない姿から、[[とんねるずのみなさんのおかげでした|モジモジくん]]や[[赤鼻]]、[[電撃ネットワーク]]、[[3ガガヘッズ]]等、テレビのバラエティ番組のパフォーマンス、[[コント]]で使われることも多くなっている。
 
パーティ用の安価な全身タイツが市場に出回るようになって以降は、宴会を盛り立てる小道具としても利用されるようになった。それらの宴会用全身タイツは、一着3000円前後(2004年現在)で販売されている。素材は[[化学繊維]]で、上述のスポーツ用の製品に比べて通気性が悪い、縫製が悪い、洗濯ができないなど、粗悪なつくりになっている。
 
また、全身タイツ姿を好んで見ること、あるいは自ら着ることにより、自らの[[性的嗜好]]を満たす者([[フェティシズム]])もいる。このような特殊な性的嗜好を持つ者は一般的に「[[全身タイツフェティシズム|全身タイツフェチ]]」、「ゼンタイフェチ」と称されている。そのため頭部まですっぽり覆うタイプもあり、顔のほか目や口だけが露出しているタイプのほか、全く地肌が見えない全身タイツも存在する。