「トリガーポイント」の版間の差分

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'''トリガーポイント'''({{lang-en-short|Trigger point}})とは、圧迫や[[針]]の刺入、[[加熱]]または[[冷却]]などによって関連域に[[関連痛]]を引き起こす体表上の部位のことである{{sfn|森本ら|page=17}}。トリガーポイントは単なる[[圧痛点]]ではなく、関連痛を引き起こす部位であることに注意が必要である。平たく言えば、[[患者]]が指摘する最も凝りの強い部位、あるいは[[痛み]]が存在する部位で、しかも圧迫により痛みが周囲に広がる部位と考えられる。トリガーポイントの留意点としては、疼痛を自覚している部位に多くは存在するけれども、かけ離れた部位に見いだされることもある点である。{{sfn|森本ら|page=18}}
 
なお、トリガーとは「引き金」の意味である<ref>{{cite web|url=http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20090304.html|title=頑固なコリの真犯人!“慢性痛”徹底対策2|date=2009-03-04|publisher=[[NHK]]|accessdate=2016-101-14}}</ref>。そのため、発痛点(はっつうてん)とも呼ばれる<ref>{{cite web|url=http://www.jmps.jp/medical/treatment|title=治療|publisher=筋膜性疼痛症候群(MPS) 研究会|accessdate=2016-101-14}}</ref>。
 
== 歴史 ==
[[1843年]]、Froriepが筋肉中に索状に触れる過敏点の存在を報告したのが、今日のトリガーポイントである{{sfn|森本ら|page=18}}<ref>{{cite web|url=http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/pain-musc-mps.html#tp|title=痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief - 筋痛(MPSとFMS)|author=小山 なつ|accessdate=2016-101-15}}</ref>。[[1983年]]には、TravellとSimonsが[[筋筋膜性疼痛症候群]](MPS)とトリガーポイントの概念を体系化して著した。彼らは次の4点でトリガーポイントが単なる圧痛点とは異なると述べている。
#索状結節上に限局した圧痛部位が存在する。
#その部位への刺激により症状が再現し、典型的な関連痛が再現する。
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*{{Cite book|和書|author=森本昌宏(編著)|year=2006|title=トリガーポイント-その基礎と臨床応用-|publisher=真興貿易医書出版部|isbn=4-88003-763-X|ref = {{sfnRef|森本ら}}}}
 
{{DEFAULTSORT:とりいんと}}
{{medical-stub}}
[[Category:症候]]