「ドミニカ共和国」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎経済: 個人主観及びその出典が無いのため除去
m テンプレート引数の行末のバーティカル・バーを行頭に移す
1行目:
{{混同|ドミニカ国|x1=ドミニカ島の}}
{{基礎情報 国|
| 略名 =ドミニカ共和国|
| 日本語国名 =ドミニカ共和国|
| 公式国名 ='''{{Lang|es|República Dominicana}}'''|
| 国旗画像 =Flag of the Dominican Republic.svg|
| 国章画像 =[[ファイル:Coat of arms of the Dominican Republic.svg|120px]]|
| 国章リンク =([[ドミニカ共和国の国章|国章]])|
| 標語 =''{{Lang|es|Dios, patria, libertad}}''<br />(スペイン語: 神、祖国、自由)|
| 位置画像 =Dominican Republic (orthographic projection).svg|
| 公用語 =[[スペイン語]]|
| 首都 =[[サントドミンゴ]]|
| 最大都市 =サントドミンゴ|
| 元首等肩書 =[[ドミニカ共和国の大統領|大統領]]|
| 元首等氏名 ={{仮リンク|ダニーロ・メディーナ|es|Danilo Medina|en|Danilo Medina}}|
| 首相等肩書 =首相|
| 首相等氏名 =なし|
| 面積順位 =127|
| 面積大きさ =1 E10|
| 面積値 =48,730|
| 水面積率 =0.7%|
| 人口統計年 =2008|
| 人口順位 =85|
| 人口大きさ =1 E6|
| 人口値 =10,090,000|
| 人口密度値 =181|
| GDP統計年元 =2013|
| GDP値元 =2兆5,571億<ref name="imf201410">{{Cite web|url=http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2014/02/weodata/weorept.aspx?sy=2012&ey=2014&scsm=1&ssd=1&sort=country&ds=.&br=1&c=243&s=NGDP%2CNGDPD%2CNGDPDPC%2CPPPGDP%2CPPPPC&grp=0&a=&pr.x=93&pr.y=8|title=World Economic Outlook Database, October 2014|publisher=[[国際通貨基金|IMF]]|language=英語|date=2014-10|accessdate=2015-01-02}}</ref>|
| GDP統計年MER =2013|
| GDP順位MER =71|
| GDP値MER =613億<ref name="imf201410" />|
| GDP統計年 =2013|
| GDP順位 =72|
| GDP値 =1,268億<ref name="imf201410" />|
| GDP/人 =12,173<ref name="imf201410" />|
| 建国形態 =[[独立]]<br />&nbsp;- 日付|
| 建国年月日 =[[スペイン]]より<br />[[1821年]][[12月1日]]<br />
[[ハイチ]]より<br />[[1844年]][[2月27日]]<br />
[[スペイン]]より<br />[[1865年]][[8月16日]]|
| 通貨 =[[ドミニカ・ペソ]]|
| 通貨コード =DOP|
| 時間帯 =-4|
| 夏時間 =なし|
| 国歌名 =勇敢なるキスケージャよ|
| ISO 3166-1 = DO / DOM|
| ccTLD =[[.do]]|
| 国際電話番号 =1-809、1-829、1-849|
| 注記 =
}}
'''ドミニカ共和国'''(ドミニカきょうわこく、{{lang-es|República Dominicana}})は、[[西インド諸島]]の[[大アンティル諸島]]の[[イスパニョーラ島]]東部に位置する[[共和制]][[国家]]。大アンティル諸島で二番目に大きな島であり、同島西部にある[[ハイチ]]と国境を接する<ref>九州と高知県を合わせた広さにほぼひとしい(国元伊代編 『ドミニカ共和国を知るための60章』 [[明石書店]]<エリア・スタディーズ122> 2013年)18ページ</ref>。[[モナ海峡]]を隔てて東に[[プエルトリコ]]が、[[ウィンドワード海峡]]を隔てて西に[[キューバ]]と、[[ジャマイカ海峡]]を隔てて[[ジャマイカ]]が存在する。首都は[[サントドミンゴ]]。
182行目:
# [[サンティアゴ・ロドリゲス州]] ([[サン・イグナシオ・デ・サバネタ]])
# [[サント・ドミンゴ州]]
# [[バルベルデ州]] ([[マオ (ドミニカ共和国)|マオ]])<br />[[ドミニカ共和国国家地区|D.N.]]*
{{colend}}
 
 
===主要都市===
207 ⟶ 206行目:
=== 気候 ===
気候は[[熱帯]]の[[サバナ気候]](Aw)に属すが、標高と海岸からの距離によって高山性か海洋性かに分かれる。その受ける影響によって気候の地域差がはっきりする。国内の日中の最高気温は、年間を通じてほとんどの都市で30度を超える。しかし、海岸沿いの都市では海洋性を帯びているため過ごしやすい。標高の高い高原都市では気温の割合に少しひんやりとした風が山から下りてくる<ref>国元伊代編著 『ドミニカ共和国を知るための60章』 [[明石書店]]<エリア・スタディーズ122> 2013年 19-20ページ</ref>。
ドミニカ共和国は、北半球にあるため、[[雨季]]は夏季(5月から11月)であり、6月から11月は[[ハリケーン]]が飛来する。この時期には年間平均2~42〜4個の[[熱帯性低気圧]]が発生する。12月から3月は[[北大西洋寒気団]]の影響を受ける。北部と東部で最も多く雨が降り、西部で最も少なくなる。年間平均降水量は1346mmだが蒸発が激しい。例を挙げると北部の[[サマナ (ドミニカ共和国)|サマナ]]では2500mm以上、南西部の[[バラオナ]]では625mmといった具合である。
 
年平均気温は32℃を超えることは稀であり、[[季節風]]の影響ですごしやすい。しかし、中央山脈の高原都市[[コンスタンサ]]のような都市では、冬季(12月や1月)の気温が氷点下に達することもある。しかし、日本ほどの季節差はない。
235 ⟶ 234行目:
[[ファイル:Carnival 002 4412.JPG|thumb|[[タイノ人]]に扮する少女-ドミニカ共和国の[[カルナバル]]にて。]]
{{Main|ドミニカ共和国の国民}}
住民の人種構成は、[[ヨーロッパ系]]が16%、[[アフリカ系]]が11%、[[ムラート]]が73%である<ref>隣国であり類似した歴史を持つと風土を持つプエルトリコ人の遺伝子調査によれば、プエルトリコ人の遺伝子は、タイノ族のDNA61.1%1%、アフリカ人のDNA26.4%4%、そしてヨーロッパ人のDNA12.5%5%によって構成されていることが分かっている。「消滅した」と伝えられる「先住民タイノ族」の遺伝子の多さに改めて気づく(国元伊代編著 『ドミニカ共和国を知るための60章』 [[明石書店]]<エリア・スタディーズ122> 2013年 26ページ)</ref>。
10-20%は[[タイノ人]]の血が流れており、これが食文化や、さらにはドミニカ人の穏やかな性格に影響を与えているようである。怒りやすい人も多いが、すぐに水に流すことができ、怒っても長引かない。ドミニカ共和国人は白人に対して柔軟な考え方をしており、多くのドミニカ共和国人はたとえ自分の親族に黒人がいようとも、自らをより白いと規定する傾向があり、多くのドミニカ人は自らを黒人よりも混血と捉えている。つまり多くのドミニカ人は自らを、アフリカ系ほどではないが黒い肌であると捉えている。隣国のハイチ人を見下す傾向があり、ハイチ人よりも白いという優越感を持っている。
 
242 ⟶ 241行目:
 
=== 言語 ===
言語は[[スペイン語]]が[[公用語]]であり、国民の間では[[カリブ・スペイン語]]の方言である[[スペイン語ドミニカ共和国方言]]が話されているが、移民によって[[ハイチ・クレオール語]]や[[フランス語]]、[[ドイツ語]]、[[英語]]、[[イタリア語]]なども話されている。特にハイチ・クレオール語はハイチ人移民やその子孫によって、約120万人が話していると推測されている。[[スペイン語ドミニカ共和国方言|ドミニカ共和国のスペイン語]]は、語彙の面でアラワク族の言葉の影響を大きく受けている。他国のスペイン語に比べると、かなり癖がある。sを省いて発音するので、como tu estas? 「コモ・トゥ・エスタス?」(how are you?) を、「コモトゥタ?」と発音したり、「ドス」を「ドォ」、 mas「マス」(more)を「マ」と発音する。
 
=== 宗教 ===
270 ⟶ 269行目:
 
== 文化 ==
 
 
[[ファイル:Santodomingo cathedral.jpg|thumb|[[サント・ドミンゴの植民都市]] - (1990年、文化遺産)。]]