「守備率」の版間の差分

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== 新しい守備指標 ==
[[セイバーメトリクス]](アメリカ野球学会による野球の統計解析手法)の発達によりでは、「どれだけエラーしたか」という主観的な観点からではなく、「どれだけアウトを稼いだか」、「どれだけの得点を防いだか」という客観的な観点から守備力を評価する方法が採用されるようになり、様々な指標が作られ、メジャーリーグの公式記録やスポーツジャーナリズムなどに採用されている。
 
但し、守備は投手と野手が相互に影響し合うものであり、選手個々の能力として分割しにくいため、どの指標も一長一短はある。
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算出方法は以下の通り。
 
{{Indent|''':アウト寄与率'''(RF)=( = (刺殺 + 補殺)÷) ÷ 守備イニング数 × 9}}
 
投手陣の奪三振数に左右される面はあるものの、同一リーグ内の同じポジションの選手どうしの比較としてはある程度有効な指標である。たとえば、あるチームの遊撃手Aの寄与率が4.50であり、別のチームの遊撃手Bの寄与率が5.00ならば、BはAよりも「優秀な遊撃手」であろうという判断の材料になる。同一ポジションの複数の選手を比較する場合、守備イニング数が選手によって違い、取ったアウト数では守備力の優劣を比較できないため、「守備についたイニング数」に占める「取ったアウト数」の比率によって守備力を比較する指標である。守備範囲が狭い選手と、守備範囲が広く守備力が飛びぬけている選手では数値の差が大きくなり、同じポジションの選手どうしの守備力を相対的に比較するのに適している。
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日本では守備イニング数は公式記録として発表されていないため算出が難しく、そのため出場試合数で代用した簡易版レンジファクターが用いられることが多かったが、2010年からデータスタジアム社により算出されたレンジファクターが公表されるようになった。
 
{{Indent|:簡易RF =(= (刺殺 + 補殺)÷) ÷ 出場試合数}}
 
アメリカでは、メジャーリーグの公式記録は守備イニングによるFRを単に"RF"と表示しているが、スポーツメディアは守備イニングによるFRを"RF/9"(9イニングでのRF)と表示し、簡易RFを"RF/G"(Game数によるRF)と表示している。しかし簡易RFは、出場した試合ではほぼフルイニングを守る選手どうしの比較には簡便で有効であるが、途中出場の多い選手の守備力を表すには不適切である。
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{{DEFAULTSORT:しゆひりつ}}
 
[[Category:野球の統計]]
[[Category:フィールディング]]