「侵食基準面」の版間の差分

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狭い地域、短期間の侵食現象について考えるならば、その地域の最大の河川の河床や湖沼の水面が侵食基準面となるが、広い地域、長期間の侵食現象を考えるならば、海面が侵食基準面となる。
 
広域的・長期的な侵食基準面となる海面の高さは、気候変動の影響を受けて過去に何度も変動を繰り返してきた([[海水準変動]])。寒冷で氷河が広がる[[氷期]]には陸上に氷河という形で水が蓄積されるため海水が減り、そのため海面が下がる([[海退]])。一方、温暖で氷河が縮小する[[氷期|間氷期]]には、その逆の理由で海面が上がる([[海進]])。ヨーロッパの研究によれば、[[第四紀]]に入って以降、古い順に、[[ビーバー氷期]][[ドナウ氷期]][[ギュンツ氷期]][[ミンデル氷期]][[リス氷期]]、[[最終氷期|ビュルム氷期]]という6つの氷期があった事が分かっている。
 
氷期・間氷期の繰り返しによって、侵食基準面が変動を繰り返したことは、全世界における地形形成に影響を与えた。侵食基準面が変化すると、土地を削る水の流れ方が変化し、河川の侵食作用の強さが変化する。この事によって[[河岸段丘]](河成段丘)が形成される。
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