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斜字部分は、前述のとおり[[ラテン語]]原訳文になかったためカトリック教会では伝統的に「主の祈り」と見なさなかった部分で、カトリックの祈祷書などでは、[[エキュメニズム|エキュメニカル]](超教派的)な集いなどで頌栄を続けて唱える場合の祈りとして紹介されている<ref>[http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/prayers/00lordpr.htm 「主の祈り」] [[カトリック中央協議会]]</ref>。カトリック教会では、この部分が主の祈りとして唱えられることはいまもほとんどなく、カトリックの現行のミサ典礼文や典礼聖歌集には、共通口語訳のうちこの部分を除いた祈りが掲載されている。ただし、ミサの中(ミサ典礼文)では、最後の「アーメン」を唱えず、後述のとおり[[司祭]]による副文と一同による栄唱(頌栄)が唱えられる
 
なお聖公会では、1990年版の現行『[[日本聖公会]]祈祷書』の聖餐式の項においては、冒頭部分にルブリック<small>(小さい文字で書かれる注釈)</small>で「主の祈りを歌いまたは唱える」と書かれ、また斜線部分(頌栄)の直前にルブリックで「続けて次の祈りを歌いまた唱える」と書かれてあり、「主の祈り」の正文と頌栄部分を区別する意図が見られる。それ以前の文語版祈祷書では頌栄部分は含まれておらず、正文の末尾に「アーメン」を付す。<ref>[{{NDLDC|824979/1}} 『日本聖公会祈祷書』明治29年版、157頁]</ref>。
 
===== カトリックのミサにおける副文 =====
現行カトリック教会[[ミサ]]典礼文では、ミサ聖祭中の「主の祈り」に限り、正文(斜線の手前まで)に続いて[[司祭]]唱える副文<ref>「いつくしみ深い父よ、すべての悪から わたしたちを救い、現代に平和をお与えください。あなたのあわれみに支えられ、罪から解放されて、すべての困難にうち勝つことができますように。わたしたちの希望 救い主イエス・キリストが来られるのを待ち望んでいます。」</ref>を唱え、その結びに、栄唱(頌栄部分に相当する句を下記のように一同で唱える。(やは続いて司祭が「教会に平和を求める祈」を唱え、その結びに一同が「アーメン」唱えるようにって
 
:;カトリック口語訳
:''国と力と栄光は、かぎりなくあなたのもの''