「クリミア・タタール語」の版間の差分

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|name=クリミア・タタール語
|nativename={{lang|crh|Qırımtatar tili}}
|states=[[ウクライナ]]、[[ロシア]]、[[ウズベキスタン]]、[[トルコ]]、[[ルーマニア]]、[[ブルガリア]]等
|region=[[黒海]]沿岸部、[[中央アジア]]
|ethnicity=[[クリミア・タタール人]]
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|fam2=[[テュルク諸語]]
|fam3=北西語群
|script=[[キリル文字]]、[[ラテン文字]]
|nation=[[クリミア共和国]]<BR>[[ウクライナ]]の[[クリミア自治共和国]]では公用語に準じる地位が認められている。
|agency=
|iso2=crh
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}}
 
'''クリミア・タタール語'''(クリミア・タタール語:{{lang|crh|Qırımtatar tili}}, {{lang|crh|Qırımtatarca}}, {{lang|crh|Qırımca}})は、[[ウクライナ]]の[[クリミア自治共和国]]を中心に居住する[[クリミア・タタール人]]によって話される[[テュルク諸語|テュルク系言語]]の1つ。
 
クリミア・タタール人の民族離散の結果、[[ウズベキスタン]]等の中央アジア諸国、[[トルコ]]、[[ルーマニア]]、[[ブルガリア]]にも話者が存在する。話者数は、クリミアに26万人、中央アジアに15万人と推計される。2014年に[[ウクライナ]]の[[クリミア自治共和国]]からロシアに編入された[[クリミア共和国]]において初めて公用語として制定された
 
言語系統は、[[テュルク諸語]]のキプチャク語群に属し、同語群の[[クムク語]]、[[カラチャイ・バルカル語]]に近縁とされるが、[[オスマン帝国]]との歴史的な関係から、[[トルコ語]]からの影響が顕著に見られる。そのため、トルコ語が属するオグズ語群とキプチャク語群の中間として分類する場合もある。
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== 正書法 ==
20世紀初頭まで、クリミア・タタール語は[[アラビア文字]]により記述され、当時の[[オスマン語]]の影響を強く受けた文章語が使われていた。1928年に[[ラテン文字]]のアルファベットによる正書法が制定されたが、1938年には、[[キリル文字]]による正書法に改められた。ソ連邦の崩壊後、クリミア・タタール人の民族意識の高揚により、ラテン文字による新正書法が制定された。ウクライナ国内ではラテン文字、ロシア国内ではキリル文字による表記となっている
{{クリミア・タタール語のラテン文字}}
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