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人間[[心理学]]における'''アクセプタンス'''(Acceptance)、'''受容'''(じゅよう)とは、その人が置かれた現実の状況について、変化や抵抗するこしようなく同意しせずに、その過程や状況を理解しようとすること姿である。その多くは多くはネガティブで不快な状況である。この概念はacquiescence(黙諾)に近似しており、これはラテン語の 'acquiēscere' に由来する<ref>{{cite web|url=http://dictionary.reference.com/browse/acquiesce|title=Acquiesce - Define Acquiesce at Dictionary.com|work=Dictionary.com |accessdate=2017-03-01}}</ref>。
 
== 種類 ==
アクセプタンスは、[[キューブラー=ロスモデル]](死に至る段階)の第5段階である。
 
アクセプタンスは、様々な信仰と瞑想の世界において顕著である。たとえば[[仏教]]の[[四諦]]においては「全ての生は苦しみである」という真理が述べられており、人生の本質は苦しみであることを受容するよう諭している。ユダヤ教の[[カバラ]]とも、アクセプタンスと同意である。
 
社会におけるマイノリティ集団([[LGBT]]など)は、自身らのゴールを「受容」と表現することが多く、少数派の社会への完全参加については大多数が求めていないであろう。多数派は社会における特定シーンに対し、少数派の参加を限定する場合、彼らを「(せいぜい)許容」すると表現するだろう。
 
[[アルコホーリクス・アノニマス]](AA)の書籍においては、[[アルコール依存症]]治療においてアクセプタンスが重要であることを説明している。アルコール依存の患者は「神の世界では間違いなどは何も起こらない」ということを受容し、かつ患者のその状況は「神に与えられたものである」ということを受容するまで、患者は安らぎを手に入れることはできないと述べられている<ref>Dr Paul O, "The big book of Alcoholics Anonymous" P449, 3rd ed or P417, 4th ed.</ref>。
 
=== 自己受容 ===
{{main article|:en:Self-acceptance}}
'''自己受容'''(Self-acceptance)とは、あなたが今置かれている状況を愛し、満足することである。いまの時点の自分を、評価し、検証し、受け入れ、サポートすることを、自分自身と合意することである。
 
たとえば、あなたが今住んでいる家について問題がないことを、自分自身とアクセプタンスすることを考えるとする。あなたは大きな家を欲するかもしれないし、心に秘めた「夢の家」があるのかもしれないが、あなたが今住んでいる小さな家にも利点がある。だからあなたは今持っている家に満足できるし、また将来の現実として大きな家の夢を見ることもできる。
 
自己受容は、あなたが現実との闘いに巻き込まれたことによって、以前存在しなかった新しい可能性を生み出し、新しい人生を導くものである。人々はモチベーションの欠如のため、自身を受容することが困難である。一部の人は、自分自身に満足しているのなら、人々は自分自身のことを変えようとしないという誤解を持っている。しかしそれは違う。あなたは自分自身に不満を感じる必要はないし、好きでないことを積極的に変えることができるのだ。
 
=== 社会的受容 ===
{{節stub}}
 
== 信念において ==
アクセプタンスは、ほとんどの[[アブラハムの宗教]]において教義の中核的基本である。[[イスラーム]]という言葉は、アクセプタンス(acceptance)、降伏(surrender)、自発的受け入れ(voluntary submission)<ref>{{cite book|url=https://books.google.com/books?id=IVyMAvW9slYC&pg=PA8&dq=surrender+to+will+of+God+islam#v=onepage&q=surrender%20to%20will%20of%20God%20islam&f=false|first1=Bernard Ellis|last1=Lewis|first2=Buntzie Ellis|last2=Churchill|title=Islam: The Religion and the People|page=8|publisher=Pearson Education Inc.|year=2009}}</ref><ref>{{cite web|last=admin|title=What does ISLAM mean?|url=http://www.qaem.org/wp/what-does-islam-mean/|work=The Friday Journal|publisher=qaem.org|accessdate=13 April 2012}}</ref>などと翻訳することができ、[[キリスト教]]でも[[ナザレのイエス]]を救世主として受容すけ入れる。[[仏教]]でも[[サティ (仏教)]],[[マインドフルネス]]といった概念を持つ。
 
宗教や[[精神療法]]においては、その状況が苦痛でありながらも変更不可能な場合、もしくは大きなリスク・コストを払ってのみ変更可能な場合、しばしアクセプタンスの道を提案するであろう。アクセプタンスは、変更可能性に対しての外向的・行動的なチャレンジの放棄を意味するだけでなく、感じ方、仮説[[認知]]、[[感情]]状態などに対しても用いられる。
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* [[アクセプタンス&コミットメント・セラピー]]
* [[マインドフルネスストレス低減法]]
* [[認知の歪み]]
 
==外部リンク==