「飛行甲板」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
NyokiBot (会話 | 投稿記録)
m 改名によるリンクの修正 WP:BOTREQによる
27行目:
発艦の支援としては、[[カタパルト]]が設置され短い滑走距離での発艦を可能としている。航空母艦用のカタパルトは第二次世界大戦直前に実用化された当初は油圧式であったが、1950年代により高出力の蒸気式へと発展し、将来的には電磁式が構想されている。
 
[[インヴィンシブル級航空母艦]]をはじめとする[[航空機の離着陸方法#垂直/短距離離着陸機|V/STOL]]空母([[軽空母]])ではカタパルトは有さないが、スキー・ジャンプ甲板により搭載機の発艦を助けている。「[[アドミラル・クズネツォフ (空母)|アドミラル・クズネツォフ]]」も[[航空機の離着陸方法#通常離着陸機|CTOL]]空母ではあるが、[[航空機の離着陸方法#短距離離陸拘束艦機|STOBAR]]方式によりスキー・ジャンプ甲板を有している。
 
着艦の支援としては、着艦機に急制動をかけるアレスティング・ワイヤーが設置されている。前述のように1911年のペンシルベニアにおいて既にアレスティング・ワイヤーの横索式理論は存在していたが、横索式アレスティング・ワイヤーは空母で連続して用いるには制動装置の実用化が不可欠であり、その開発には16年を要した。その間にイギリス・日本で建造された空母には縦索式アレスティング・ワイヤーが設置されたが制動能力に著しく劣り問題が多かった(詳細は「''[[アレスティング・ワイヤー]]''」参照)。[[フランス]]で1927年に建造された空母「[[ベアルン_(空母)|ベアルン]]」で横索式アレスティング・ワイヤーが実用化された後、各国がこの技術を導入して1931年までに各国の空母のアレスティング・ワイヤーは横索式に統一された。飛行甲板形状が直線形状だった時代は10~18本と多数のアレスティング・ワイヤーが設置されていたが、アングルド・デッキの実用化により着艦やり直しが容易となった後は4本もしくは3本と少数のアレスティング・ワイヤーが設置されるようになっている。