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== 日本における政治部記者 ==
政治部は国政(国会・中央省庁)を担当し、地方政治は[[社会部]]{{sfn|松本|2015|pp=20-21}}や各支局が担当する。政治部は記者の中でも出世コースとみなされ、政界とのコネクションも身につけられることもあり、後に政治家に転身したり、政治評論家になったりするケースが顕著である。
 
日本経済新聞社の政治部出身の政治ジャーナリストの[[田勢康弘]]は「政治の質が落ちていった理由の一つに、政治ジャーナリズムに責任がある」とし、「その原因は政治ジャーナリズムが政治と政界を混同しているために、世間との常識に隔離ができてしまうため」と指摘している。
 
===政治部と社会部===
政治家のスキャンダルや汚職事件を取材するのはおもに[[社会部]]である{{sfn|朝日新聞記者有志|2015|pp=58-60}}{{Sfn|調査報道がジャーナリズムを変える|pp=69,131-133}}。そのため社会部と政治部の関係はよくないと言われている{{sfn|朝日新聞記者有志|2015|pp=58-60}}。社会部は政治部経由で政治家に情報が漏れるのを防ぐために汚職事件の取材内容は政治部だけには漏らさない{{sfn|朝日新聞記者有志|2015|pp=58-60}}。政治部も社会部を政治家との信頼関係を破壊しかねない危うい存在とみなし、政治家へのぶら下がり取材に社会部記者がいるかどうかを気にする{{sfn|朝日新聞記者有志|2015|pp=58-60}}。
 
一方で政治部はバランスを考え、政治家をクールな目で見るが、社会部はたとえば改革を訴える自治体首長に過大な期待を寄せがちだとする指摘もある{{sfn|松本|2015|pp=18-22}}。
 
===電波利権と政治部記者===