「フェイザー」の版間の差分

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==== ハンドフェイザー ====
拳銃タイプのタイプ2フェイザーは、16段階の出力調整が可能で、大別して「麻痺」「加熱」「破壊」の3種の用途で使用する。またビームの幅をワイドに設定することも可能で、至近距離ならば広範囲を一度に攻撃することができる(VOY65話「遠隔起源説」)。ライフルタイプのタイプ3フェイザーは威力はタイプ2と大差はない同じだが、照準器がついておりいて狙いがつけやすくパワーセルも大型でエネルギー容量も多いため、白兵戦を前提とした任務に用いられる(宇宙艦隊士官はフェイザーライフルを構えつつ、ハンドフェイザーも携行する)。
 
『[[スタートレックVI 未知の世界]]』ではクリンゴン艦に乗り込んだゴルコン首相の暗殺犯が「'''火炎型フェイザー銃'''」という惑星連邦では使用が禁止されているフェイザーで[[ゴルコン]]総裁を射殺している。しかしこの火炎型フェイザー銃の詳細は不明である。
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対人兵器としてのフェイザーは人体を蒸発させるほどの絶大な破壊力を持つ。しかし宇宙艦同士の交戦においてはフェイザービームは敵艦の[[シールド (サイエンス・フィクション)|防御シールド]]によって分散されやすく、決め手とはなりにくい。ただし光速伝播であるため命中しやすく、残弾数を気にする必要もなく、さらにあらゆる角度に同時に何発も撃てるという利点がある。このため宇宙艦同士の戦闘では、まず連射のきくフェイザーを撃ち敵艦の防御シールドを弱らせ、より破壊力のある反物質弾頭・[[光子魚雷]]を撃ち込むのがごく一般的な戦術である。なお、この際の光子魚雷は1発ではなく3発ほど同時発射していることが多い。
 
またフェイザーは光速伝播ビームであるため、ワープ(超光速推進移動)中の使用は基本的にされることがない。フェイザービームが艦周囲に張られたワープフィールドを抜け出した瞬間、フェイザービームの速度は艦の速度の数百分の1にまで落ち、下手をすればビームが艦に跳ね返ってくるためである。そのためワープ中の攻撃はワープフィールド維持装置が組み込まれた光子魚雷が使われるが、フェイザーの使用不能により戦略の幅がかなり狭まるため滅多に見られない。なおワープ中のフェイザー発砲は理論上、至近距離まで敵艦に近づき、射程範囲内にまでワープフィールドを拡大すれば可能である。またボーグのトランスワープチューブのような亜空間トンネル内においても可能である。
 
官隊士官の惑星等への上陸任務においては、士官は護身用としてタイプ2フェイザーを携行する。ただしフェイザーの対人発砲は艦隊規約によって厳しく制限されており、あくまで万が一に備え身を守るための手段である。またやむを得ず対人発砲する際も基本的に「麻痺」で使用する(ボーグや生命体8472など、強靭な肉体を持つ相手に対してはより出力を上げて使用することもある)。当初から交戦が想定された上陸任務においては、艦隊士官らはタイプ2フェイザーを腰につけ、両手でタイプ3フェイザーを構えた状態で転送される。