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== チベット ==
[[チベット密教]]では、[[大毘盧遮那成仏神変加持経]](大日経)』系の[[行タントラ]]、[[金剛頂経]]系の[[瑜伽タントラ]]の主尊とは位置付けらるが、[[後期密教]]の[[無上瑜伽タントラ]]の[[根本仏]]は[[金剛薩埵]]や[[持金剛仏]]などとされ、日本密教における「大日如来は密教の根本仏」という観念は、チベット仏教には当てはまらない<ref>田中, 2009,pp.8-9。</ref>。
 
== 詳細 ==
[[三昧耶形]]は、[[両界曼荼羅|金剛界曼荼羅]]では[[宝塔]]、胎蔵曼荼羅では[[五輪塔]]。[[種子 (密教)|種子]]は金剛界曼荼羅ではバン({{IAST|vaṃ}})、胎蔵曼荼羅ではアーク({{IAST|āḥ}})またはア({{IAST|a}})。
 
[[大毘盧遮那成仏神変加持経]](大日経の教主であり、大日経の説く胎蔵曼荼羅中台八葉院九尊の主である。また金剛頂経の説く金剛界曼荼羅[[五智如来]]の中心。[[空海]]の開いた[[真言宗]]において、究極的には修行者自身と一体化すべきものとして最も重要な[[仏陀]]である。[[不動明王]]は、密教の根本尊である大日如来の化身、あるいはその内証(内心の決意)を表現したものであると見なされている。
 
[[密教#後期密教|後期密教]]を大幅に取り入れた[[チベット仏教]]でも、大日如来は金剛界五仏(五智如来)の中心として尊崇される。チベット仏教では、宝飾品を身に纏わずに通常の如来の姿で表現されたり、あるいは多面仏として描かれることもある。
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=== 出典 ===
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== 参考文献 ==
* [[望月信享]] 編 『望月 仏教大辞典4増訂版』、世界聖典刊行協会、1980年刊。
* Kitahara yasuo and Taishukan 『明鏡国語辞典』、[[大修館書店]]、2009年刊。
* [[久保田悠羅]]・[[F.E.A.R.]] 『密教曼荼羅』、[[新紀元社]]。
* [[田中公明]]「チベットの大日如来」(『チベットの仏たち』[[方丈堂出版]]、2009年。ISBN 978-4-89231-074-4), pp.8-15。
 
== 関連項目 ==