「過剰予約」の版間の差分
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{{出典の明記|date=2016年7月6日 (水) 07:23 (UTC)}}
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'''過剰予約'''(かじょうよやく)とは、用意できる最大数を超えて[[予約]]を受け付けることである。'''オーバーブッキング'''({{lang-en|Over booking}})と
== 交通機関における
[[航空]]・[[鉄道]]・[[船舶]]業界では、[[航空機]]や[[列車]]、船舶に実際に乗せることができる数を超える乗客の予約を受け付けることがある。これにより、たとえ乗客が乗り遅れたり、実際にやってこなかったりした場合でも、多くの便を満席に近い状態で運行することができる。ビジネス客は、会議が予定より延びたというような理由で、しばしば直前にキャンセルする「ノーショウ」となることがある。予約した客が全員やってきた場合、少なくとも航空機では過剰販売となる。
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航空会社によっては、既に満席になっている飛行機に割り込んで搭乗させる特権を[[マイレージサービス]]で特定の顧客に与えている場合があり、その場合他の乗客が搭乗できなくなる。[[エコノミークラス]]でのみ過剰予約を受け付けて、より上級の[[ビジネスクラス]]では、受け付けないこともある。これにより、使われなかった上級クラスの席に、一部の乗客をインボラすることが可能になる。
日本国内線では、各社とも「'''フレックストラベラー制度'''」として、
[[ジェットブルー航空]]、[[イージージェット]]、[[ライアンエアー]]などいくつかの航空会社では、会社方針として過剰予約を受け付けず、顧客の失望を避ける方針を取っている。これらの航空会社では、乗り遅れた場合に払い戻しや便の変更ができない航空券を販売しており、そのため乗客はほぼ確実に現れるという点もある。
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[[インド]]の[[格安航空会社]]、[[エア・デカン]](Air Deccan)は恒常的に過剰予約をしており、たとえ時刻に間に合っていても、前から来た順に乗せて満席になった以降の乗客は乗り遅れたとみなして、搭乗を拒否していると言われている<ref>[http://www.ibnlive.com/news/air-deccan-taking-people-for-ride/36505-3.html Air Deccan taking people for ride]</ref>。
== 宿泊施設における
[[ホテル]]等の[[宿泊施設]]では、実際に宿泊可能な人数を上回る数の過剰予約を受け付けることがある。これは、宿泊施設側が、宿泊予定者の予定変更(宿泊日の変更・宿泊人数の変更・予約キャンセルなど)に対応した上で、なおかつ満室を目標として運営を行うため、宿泊予約の受け付けにあたり、前もって一定数の予約取り消しが出ることを想定に入れていることが背景にある。
また、前もって想定される過剰予約に加えて、自然災害による前泊者の延泊が生じたり、突発的な宿泊施設側の
なお、過剰予約の発生に伴い、宿泊施設側による予約内容の変更(2人部屋から1人部屋(1人補助ベッド利用)への変更など)、または予約自体の[[取消|取り消し]]が行われる場合がある。パッケージツアーに参加した場合は、これにより宿泊者が直接被害を受けるケースは稀だが、個人で、特に海外の宿泊施設を手配した場合は、基本的には、利用者各自が、直接現地の宿泊施設と適切な交渉を取り解決することになる。
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[[通信]]分野では、[[電話]]会社が所有している通信設備よりも多くの電話回線を顧客に提供することがある。多くの顧客が同時に電話を使おうとすれば[[輻輳]]が起きるが、実際には同時に多数の顧客が電話を使うことはまず考えられないため、問題が起きることは少ない。通信ネットワークにおいて帯域を予約しておくことはとても高く付くため、このようにすることで顧客にとっても安いコストを享受することができる。
== エラーによる
交通機関において、事前に日・便・区間だけでなく、座席・部屋の番号も指定したチケットを発券する場合、意図的なものではなく、予約受付上の
類似した例として、手違いにより、1つの施設で同じ日・時間に複数のイベントの予約を引き受けてしまった例がある。大規模なイベントの場合、あとから発覚してイベントの開催に影響し、[[マスメディア]]で取り上げられることがある。
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