「ゼロから始める魔法の書」の版間の差分

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===主人公===
; 獣の傭兵
: 声 - [[小山剛志]] / [[竹内恵美子]](幼少期)
: 主人公。本編における「俺」{{Sfn|小説1巻}}。世間から忌み嫌われ恐れられる半人半獣の獣堕ちの傭兵で、身長2メートルを超える筋骨逞しい体に[[トラ|白地に黒い縞模様の入ったネコ科の猛獣]]の姿をしており、鼻面には大きな傷がある。人間の姿に戻してもらうという条件で、ゼロと護衛の契約を結び、共に魔法書をめぐる旅に出る{{Sfn|小説1巻}}。名前を明かすとそれを使って下僕として縛るとゼロに脅されたため名前は明かしておらず、ゼロからは単に「傭兵」と呼ばれている。
: 獣堕ちの首は魔術を行なう際に重宝されるため、魔女や金目当ての盗賊等に狙われ続けた結果、大の魔女嫌い{{Sfn|小説1巻}}。故郷の村では外の世界とは違い他の人間に恐れられることも無く、普通の人間と変わらずに育ってきたが、13歳の頃に自分を狙った盗賊に村が襲撃されたことをきっかけに家を出る。その後は獣堕ちをまともに雇ってくれる場所が殆ど存在しないため、仕方なく傭兵として生きるようになる。その目立つ容姿と過去の形振り構わない戦い方から同業者の間では名が通っており、“黒の死獣”という仇名で知られているものの、本人は恥ずかしい過去として忘れたがっている。恐ろしげな見た目に似合わず小心者かつお人好し。実家が酒場を営んでおり、家を離れるまではその手伝いをしていたため、料理が趣味。その腕前はゼロに「そこらの料理屋よりずっと美味い」と言わしめるほど。将来の夢は小さな酒場を開き結婚してのんびり暮らすこと。
: ゼロと出会った時点ではその生い立ちもあって魔女に強い偏見を持っていたが、ゼロやアルバスとの交流を通して、魔女と言っても全てが邪悪な存在ではないことを悟り、自分の見方を改めるようになる。また当初は傍観者のスタンスでゼロの護衛をしていたが、アクディオスでの出来事を機に、報酬とは別に自らの意志をもってゼロと共に魔法書を追うことを決意する。
; ゼロ
: 声 - [[花守ゆみり]](TVアニメ) / [[高橋花林]]([[電撃文庫 FIGHTING CLIMAX|電撃文庫FCI]])
: [[ヒロイン]]。銀髪に青紫の瞳の魔女であり、直視するのもはばかられるほどの絶世の美女。内部の知を探求することを旨とする泥闇の系統を継ぐ魔女{{Sfn|小説1巻}}。ウェニアス王国の森で偶然出会った傭兵を助け、旅の護衛に雇う。名前は魔女にとって重要なものとされるため、傭兵と同じく本名は明かしていない。一人称は我輩。
: 本来ならば対価が必要な[[悪魔]]との契約を、逆に悪魔の方から乞われて対価もなく行ったという天才魔女{{Sfn|小説1巻}}。世の中の役に立てば世間で迫害される魔女たちの立場も良くなり、自分も外の世界を見に行けるようになるだろうと、魔術に代わる魔法という技術を新たに編み出し、それを“ゼロの書”という魔法書に書き起こす。しかし何者かによって仲間を殺された上、魔法書も持ち去られ、それを探すと言って出て行った十三番も戻らず、10年ほど経ったある日、一人魔法書を探す旅に出ることを決める{{Sfn|小説1巻}}。