「紅の豚」の版間の差分

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Isbn44 (会話 | 投稿記録)
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: 豚の姿に身をやつしている理由は作中では明らかにされないが、戦争で友を失った悲しみや国家への幻滅が示唆されている。設定では「自分自身に魔法をかけた」とされているが、魔法のシーンは描かれておらず、登場時点で既に豚人間の姿になっている。賞金稼ぎとして幾多の空賊を撃退し、冒頭の客船襲撃事件の際には空賊マンマユート団に対してモールス信号で'''「さもないと皆殺しにしてやるぜ」'''と脅すなど露悪的な所も見せるが「戦争ではないから殺しはしない」というポリシーのもと、乗員を狙わず機体だけを破壊するような戦法を好む。機動性に優れる戦闘艇どうしの空戦では「捻り込み」と呼ばれる戦闘[[マニューバ|マニューバ(機動)]]で敵機の背後を取るのを得意とし、マンマユート・ボスからは「この技で[[アドリア海]]のエースになった」と評されている。
: 普段は無人島でワインを飲みながらラジオで音楽を聴き、[[ジタン]]をくゆらせる気ままな日々を送っている。エースとしては嵐の海に落ちた敵パイロットを助けたなどの逸話が伝わっていて、恰幅の良い豚の姿となった今でも女性にモテる人気の飛行艇乗り。街に出る時は白い背広に赤いネクタイを着用し、上から[[カーキ色]]の[[トレンチコート]]姿、[[ボルサリーノ]]の[[ソフト帽]]をかぶる。夜中でも[[サングラス|黒眼鏡]]を常用して目元を隠しているが、顔を洗うシーンなどで素顔を見せている。
: ジーナは幼馴染みで、かつてただ純粋に飛行艇を操縦していたころ、彼女を乗せて遊覧飛行をしたことが青春の思い出となっている。親友への遠慮からジーナとの関係に踏み込めず、両者の我慢比べが延々と続いている。
: 終盤、カーチスと二人きりになった際「おめぇ、その顔!?」と驚かれるシーンがあり、人間の外見に戻った様子だが、その時の顔は意図的に写されていない。宮崎曰く「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」<ref>『風の帰る場所』の宮崎の発言より(2001年11月、pp.329)</ref>のだという。
: 名前の由来は日伊合作アニメ『[[名探偵ホームズ]]』の伊側プロデューサー、マルコ・パゴットから。トレンチコートに帽子とサングラスという外見は、『[[刑事コジャック]]』の[[テリー・サバラス]]演じるテオ・コジャック警部補の容姿そのままである。