「フッ化銀」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m cewbot: 修正ウィキ文法 69: ISBNの構文違反
m
3行目:
酸化数の多様性以外にも、フッ化銀は他の[[ハロゲン化銀]]と性質が大きく異なる。
 
記事{{see [[also|フッ化銀(I)]]、[[|一フッ化二銀]]も参照のこと。}}
 
== 一フッ化二銀 ==
25行目:
 
フッ化銀(II)はフッ化銀(I)を[[フッ素]]気流中で加熱すると生成する。あるいは AgF<sub>3</sub> と[[キセノン]]とを反応させても生成する。
: <ce>{2AgF3} + Xe -> {AgF2} + XeF2</ce>
 
: 2 AgF<sub>3</sub> + Xe → AgF<sub>2</sub> + XeF<sub>2</sub>
 
光に対して不安定。強力な[[酸化剤]]、フッ素化剤であり、冷水中で[[オゾン]]を発しながらフッ化銀(I) AgF に分解する。液体フッ化水素中の AgF<sub>2</sub> は [[五フッ化アンチモン|SbF<sub>5</sub>]] や [[五フッ化ヒ素|AsF<sub>5</sub>]] のように[[ルイス酸]]として働き、[AgF][MF<sub>6</sub>] 型の深青色の[[塩 (化学)|塩]]を形成する。
34 ⟶ 33行目:
 
[[テトラフルオロ銀(I)塩]]に、[[三フッ化ホウ素|BF<sub>3</sub>]]、[[五フッ化リン|PF<sub>5</sub>]] あるいは [[五フッ化ヒ素|AsF<sub>5</sub>]] を加えると生成する。
: <ce>{AgF4^-} + BF3 -> {AgF3} + BF4^-</ce>
 
: AgF<sub>4</sub><sup>-</sup> + BF<sub>3</sub> → AgF<sub>3</sub> + BF<sub>4</sub><sup>-</sup>
 
この化合物は熱的に不安定であり、液体フッ化水素中であっても20 {{℃}}で F<sub>2</sub> を発生しながらゆっくりと分解し Ag<sub>3</sub>F<sub>8</sub> となる。