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'''ギ酸'''(ギさん、蟻酸、{{lang-en-short|formic acid}})は、分子量が最少の[[カルボン酸]]である。分子式は <ce>CH2O2</ce>、示性式は <ce>HCOOH</ce>。[[IUPAC命名法]]では'''メタン酸''' (methanoic acid) が系統名である。[[カルボキシ基]](-COOH)以外に[[ホルミル基]](-CHO)も持つため、性質上、[[還元|還元性]]を示す。空気中で加熱すると発火しやすい。なお、ギ酸を飽和脂肪酸として見た時は、常温常圧において他の飽和脂肪酸よりも比重が大きいことで知られる。多くの飽和脂肪酸の比重が1を下回っているのに対し、ギ酸の比重は約1.22と[[酢酸]]よりもさらに比重が大きい。ギ酸は工業的に生産されており、その水溶液は市販されている。
 
== 生成方法 ==