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ゴリアテは「さあ来い。おまえの肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう」と嘲ったが、ダビデは
:「お前は剣と槍を頼りに戦うが、私はお前がなぶったイスラエルの戦列の神、万軍の[[ヤハウェ|主]]の名を頼りに戦う。戦いは剣と槍の力で決するものではないことを人々は知ることになるだろう。これはイスラエルの神の戦いである」と返答した。これを聞いたゴリアテはダビデに突進した<ref>なお『ユダヤ古代誌』第6巻188節では、「ゴリアテは武具が重すぎ身軽に走れず、ゆっくりダビデの方に向かった」という説明がされている。</ref>。ダビデは袋の中から1個の石を取り出し勢いよく放つと、石はゴリアテの額に命中し、うつ伏せに倒れた。ダビデは剣を所持していなかったため、昏倒したゴリアテに近寄って剣を奪い、首をはねて止めを刺した。
と返答した。これを聞いたゴリアテはダビデに突進した<ref>なお『ユダヤ古代誌』第6巻188節では、「ゴリアテは武具が重すぎ身軽に走れず、ゆっくりダビデの方に向かった。」という説明がされている。</ref>。ダビデは袋の中から1個の石を取り出し勢いよく放つと、石はゴリアテの額に命中し、うつ伏せに倒れた。ダビデは剣を所持していなかったため、昏倒したゴリアテに近寄って剣を奪い、首をはねて止めを刺した。
 
ペリシテ軍はゴリアテの予想外の敗退により総崩れとなり、イスラエル軍はダビデの勝利に歓喜の声をあげた。イスラエル軍は敗走するペリシテ軍を追って、ガテや[[エクロン]]まで追撃して勝利を収めた。この戦いによりダビデの名声は広まり、サウルの側近として仕えるようになった。
 
なお、聖書の記述で、ゴリアテを殺したのは、ダビデである(サムエル記上17章50節)とする他、エルハナンが殺した(サムエル記下21章19節)とする箇所がある。歴代誌でも同様の記述があり、ゴリアテの兄弟のラフミ(ラーミ)が殺されたと記述されるが、英語版に翻訳されたときに矛盾を解消するため付け加えられたとも言われている<ref>英語版ではサムエル記下21章の記述ではNew King James Version(NKJV)の版に「killed [the brother of] Goliath」が見られるが、このカッコ内は訳者による注訳である。</ref>。
 
 
== 脚注 ==