「ペリ環状反応」の版間の差分

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環状電子反応→電子環状反応 より一般的な表現に訂正 electrocyclicに対応する日本語としては後者の方が合理的です。
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'''ペリ環状反応'''(ペリかんじょうはんのう)あるいは'''周辺環状反応'''(しゅうへんかんじょうはんのう)とは、π電子系を含む複数の結合が環状の遷移状態を経て反応中間体を生成せずに同時に形成、切断される反応様式のこと<ref>[http://goldbook.iupac.org/P04491.html IUPAC Gold Book - pericyclic reaction]</ref>。[[環状電子環状反応]]、[[環化付加反応]]、[[キレトロピー反応]]、[[シグマトロピー転位]]、[[エン反応]]の5つに大分される。
 
;[[環状電子環状反応]]: [[ブタジエン]]や 1,3,5-ヘキサトリエンのような鎖状の共役π電子系の末端で閉環してシクロブテンや1,3-シクロヘキサジエンのような環状π電子系を生成する反応。
 
;[[環化付加反応]]: [[ブタジエン]]のような1,3-共役ジエンが[[エチレン]]のような不飽和化合物に付加して環化し、6員環の生成物が得られる反応([[ディールス・アルダー反応]])や、[[ニトロン]] (H<sub>2</sub>C<sup>&minus;</sup>&ndash;N<sup>+</sup>=O) のような [[1,3-双極子]]化合物と[[エチレン]]のような不飽和化合物が付加して環化し、5員環の生成物が得られる反応([[1,3-双極子付加反応]])。