「欧州石炭鉄鋼共同体」の版間の差分

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== 歴史 ==
1919年に出版した『平和の経済的帰結』において、[[ジョン・メイナード・ケインズ]]が[[ヴェルサイユ条約]]を「ヨーロッパの経済復興に資する条項を一つだに設けていない」と批判した。そこでケインズが示した具体案にはECSC構想と理解できる部分が存在した。それは次のような計画であった。[[連合国 (第一次世界大戦)|連合国]]が設立した石炭委員会を[[国際連盟]]の付属機関として、ここにドイツだけでなく中東欧諸国と北欧中立国も参加させ、国際連盟の管理下で石炭生産体制をつくるというものである。<ref>早坂忠 『ケインズ全集第2巻 平和の経済的帰結』 東洋経済新報社 1977年 178頁</ref>
 
1926年に結ばれた''Entente internationale de l'acier'' という国際カルテルがECSC の土台となった。