「アマチュア無線技士」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
SCCKAHAN (会話 | 投稿記録)
SCCKAHAN (会話 | 投稿記録)
298行目:
* 無線工学においては、確実な解答を得るために必要となる[[自然科学]]系の基礎知識の水準は、3アマ・4アマは[[中学校]]卒業程度、2アマは[[高等学校]]卒業程度、1アマは大学1年から短期大学卒業程度と言われる。実際には、中学校で扱われる[[オームの法則]]や高等学校の[[物理]]で扱われる[[ホイートストンブリッジ]]などといったものから、これとかけ離れた専門的なものまで含まれる構成である(各級いずれも、電気電子回路の概要など、[[大学]]の[[工学部]]などにおける基礎科目のトピックとして扱われる程度のものが含まれうる)。試験問題に出てくる[[学術用語]]を正しく理解しておく必要がある。
* 法規においては、電波法及び関連政省令、3アマ以上は電波に関する国際条約やモールス符号の概要も理解しなければならない。すなわち各[[法学|法]]、特に各[[法律用語]]の意味を正確に理解し、実際に各法を遵守した無線局の運用・管理(監理)等ができるか否かが問われる。これは各級ともに大学教養課程にある基礎法学などの修了程度と言われ、これらの[[文章]]を読みこなすだけの十分な[[国語]]力・[[読解]]力が要求される。
* またこの資格は金銭上の利益を目的としない学究、単純な趣味と混同してよく間違えられるところであるが、すなわち直接的にアマチュア局を利用しての有償無線通信業務の実施が禁じられているだけであり個人がアマチュア業務によって得られた知見や技能などを他の事業用無線局の運用や物品製造業務などに有償で用いることは全く自由、個人の学究に電波を相当自由に使うことを許すものである。)だけでことから、いわゆる私設無線局の総合責任者資格でることから従って「初歩」「基礎」「概要」の差こそあれ、いずれの級も[[無線]]に関する幅広い知識を問うものとなっている。このため、[[中学校]]、[[高等学校]]、[[大学]]の[[卒業]]者であっても、[[受験勉強]]は必須である<ref>無論、試験難易度の具体的詳細については無回答であるが、過去、各級の試験が電波監理局により直接実施されていた頃、電波監理局に「初歩」「基礎」「概要」あるいは「簡略な概要」といった「言葉」について問い合わせをすると、「法文明記されている言葉解釈の範囲」として、数学はこのぐらい、物理学はこのぐらい、また法学はこのぐらいのレベルまでが要求されると回答されていた。今日でも総合通信局に同じ問い合わせをすると、同じく「法文明記されている言葉解釈の範囲」として、概ね上述の回答がされる。</ref>。但し、年齢制限もなく[[筆記試験]]は多肢選択式のため、各々の学校卒業相当の年齢以下でも合格が可能である。
 
===養成課程===