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他方、臓器の中での部位による機能の分化が少なく再生能力が強いため、一部に損傷があっても症状に現れにくい{{Sfn|『人体解剖の基本がわかる事典』||p=102}}。自覚症状の少なさから、「'''沈黙の臓器'''」などと呼ばれることがある{{Sfn|『人体解剖の基本がわかる事典』||p=102}}。
 
[[ウシ|牛]]・[[ブタ|豚]]・[[ニワトリ|鶏]]などの肝臓は[[レバー (食材)|レバー]]と呼ばれ、食材とされる。[[世界三大珍味]]のひとつ[[フォアグラ]]は[[ガチョウ]]や[[アヒル]]などに大量のエサを与え肥大させた肝臓である。また魚類([[アンコウ]]等)・軟体動物([[イカ]]等)の肝臓も食用にされる。なお、大量に含まれるプリン体の影響により、多量の摂取は[[痛風]]などの原因とされることがある<ref>{{Cite book|和書|url= https://books.google.co.jp/books?id=iVUYgAB7EcsC&pg=PA56|title= 薬と病気|author= 荒川博仁|publisher= ヘルス・システム研究所|date= 2004-3|isbn=978-4-9025-2702-5|id= {{全国書誌番号|20636801}}|page= 56}}</ref>。また、[[ビタミンA]]が大量に蓄積されている[[シロクマ北極熊]]や[[イシナギ]]の肝臓や、[[テトロドトキシン]]が蓄積されている[[フグ]]の肝臓のように、食べると危険なものもある。この他、牛や豚の肝臓は[[消化酵素]]を加えて[[加水分解]]され、[[肝臓水解物]]として[[二日酔い]]や慢性肝疾患治療の[[医薬品]]原料となる。
 
[[無脊椎動物]]のいくつかの群にも同様な器官があり、一般には[[中腸腺]]といわれる。[[カニミソ]]などもこれにあたる。