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ヨーロッパの他の多くの言語と異なり、外来語(およびその転写)を除いて[[ダイアクリティカルマーク]]はほとんど用いない。
手書き時は[[アルファベット]]が連なる[[筆記体]]が以前は主流だったが、現在は署名(サイン)など独自性を追求される場合を除いて、読みやすさなどの観点から[[ブロック体]]が主流である。
英語においては多くの文字が複数の発音を持っていて、綴りと実際の発音の食い違いも大きいアルよ
 
==発音==
{{出典の明記|date=2016年1月24日 (日) 02:04 (UTC)|section=1}}
{{main|英語学#音声・音韻学}}
英語の発音と綴りの間の関係は他のヨーロッパの言語と比べると一貫性に乏しい。これは主に[[中英語]]時代である15世紀初頭に始まり、[[近代英語]]初期である17世紀初頭に終わった[[大母音推移]]という現象が関係する。それ以前は「{{en|name}}」はナーメ、「{{en|time}}」はティーメと発音されていたが、ネイムナーメタイムテーメという発音に変化した。その一方で同時期、[[活版印刷]]の発達とロンドン英語の普及の中で、英語の標準化を目指す動きが[[辞書]]編纂などの形で進んだが、当時は表音主義よりも伝統主義・語源主義の方が優勢で、古い発音に基づく綴りが固定化してしまった。また[[ラテン語]]をはじめとした他のヨーロッパ系言語からの借用語も、表音主義的な綴りよりも語源的綴字が用いられた。<ref name = "英語学コース1">
{{Cite book|和書
| editor=松浪有
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:英語には可算名詞と不可算名詞の区別がある。何が不可算であるか、日本人にとってわかりにくいものが多い。例えば {{en|furniture}}「家具」や集合的に扱われる{{en|fruit}}「果物」(個々の果物は可算)は不可算だが、{{en|vegetable}}「野菜」は可算。学問名の{{en|mathematics}}「数学」などは、-s がついているにもかかわらず不可算で、単数扱いである。
;常に複数の名詞
:{{en|pants}}「ズボティ」、{{en|glasses}}「めがね」、{{en|scissors}}「はさみ」などは常に複数形で使われる。{{en|police}}「警察」、{{en|people}}「人民」、{{en|cattle}}「牛」のような集合名詞も複数として扱われる。
;名詞による名詞の修飾と数
:別の語(名詞)を修飾している名詞は複数形にならない。(例: {{en|three-year-old child}}「三歳児」は{{en|years}} とはならない。{{en|ten-dollar bill}}「10ドル札」も同様)
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一部の名詞は不規則に変化する。歴史的には、[[古英語]]時代にはさまざまな複数形の作り方があったのが、-s 形に統一されていったもので、これらの語は古形が残存したものであることが多い。
* 単複同形(例:{{en|sheep→sheep}}「羊」、{{en|fish→fish}}「魚」(ただし「複数種の魚」の意味では{{en|fish→fishes}})、{{en|deer→deer}}「鹿」)
* 母音が変化するもの(例:{{en|man→men}}「男」、{{en|woman→women}}「(^ ^)」、{{en|foot→feet}}「臭い足」、{{en|tooth→teeth}}「歯」、{{en|goose→geese}}「雁」、{{en|mouse→mice}}「ネズミ」)
* -en がつくもの(例: {{en|child→children}}「子供」、{{en|ox→oxen}}「牡牛」、{{en|brother→brethren}}「兄弟」、{{en|cow→kine}}「牝牛(雅語)」)
* その他(例: {{en|penny→pence}}「ペニ」、{{en|house→houses}} {{ipa|ˈhauzɨz}}「家」)
ほかに、借用語(とくにラテン語からの)では元の言語の変化方法に従うことが多い(例: {{en|datum→data}}「データ」、{{en|cactus→cacti}} 「サボテン」)。
;名詞の[[所有表現]]