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また、廃止、消滅に至った経緯を考えれば、今後もまず現れる可能性はほとんどない。もしも、現代にカストラートに相当する存在が現れるとすれば、幼少時に事故や病気などで睾丸を喪失してしまった少年が歌手となった場合などが想定できるが、常識的に考えればほとんど有り得ないレベルの低確率といえる。
 
== 修行 ==
カストラートを育成したのはイタリアの音楽院であった。それらの多くは[[孤児院]]を母体としており、そこが孤児たちに聖歌などを歌わせるアルバイトをさせていた事から音楽に特化した学校が生まれたと考えられる。そこでの学生の生活は厳しかったようで、狭い宿舎に押し込まれ、食事はサラダとチーズだけ等と食事も十分とは言えなかったらしい。カストラート候補生は他の音楽学生よりは優遇されていたそうだが、虐めがあったらしく脱走率が高かった。カストラート候補生は学生時代から様々なアルバイトをさせられていたが、その中でも著名だったのが[[両性具有]]者とみなされて[[天使]]の役として子供の葬儀で歌を歌う「少天使」であった。他にも歌を歌う様々な仕事をさせられており、時代が下るにつれ音楽学校は収入源としてこれらの仕事を増やしていった<ref>{{Cite book|和書|author=グレゴリウス山田|date=2017年2月1日|title=13世紀のハローワーク|publisher=一迅社|page=171|isbn=9784758032551}}</ref>。
 
== ボーイ・ソプラノ等との違い ==