「スターリングラード (2001年の映画)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
36行目:
政治将校に狙撃の才能を認められたことで、ヴァシリの立場は一転する。広報係であるダニロフはヴァシリを有能な[[狙撃手|狙撃兵]]として[[ソビエト連邦共産党|ソ連共産党]]の[[機関紙]]で喧伝、狙撃によって次々とドイツ将兵を葬るヴァシリの活躍にソ連軍の士気は高揚、彼は一躍戦場の英雄となる。一方、[[ドイツ軍]]はヴァシリを仕留めるため、スターリングラードに狙撃の達人である[[エルヴィン・ケーニッヒ|ケーニッヒ少佐]]を派遣してくる。
 
かつてケーニッヒ少佐の生徒だったクリコフを伴い、ケーニッヒ少佐をおびき出そうとしたヴァシリだが逆にケーニッヒ少佐の罠にはまり、仲間クリコフを喪ってしまったことで動揺する。そんなヴァシリの支えとなったのが女兵士ターニャだった。ターニャの助けを借り、ついにケーニッヒ少佐への反撃に成功するヴァシリ。やがてターニャと結ばれたヴァシリは、彼女に「工場の責任者になりたい」という自分のささやかな夢を語る。しかし友人となった少年サーシャがスパイとしてケーニッヒ少佐の下に送り込まれていたこと、そしてターニャを巡り、ヴァシリとダニロフの間には軋轢が生じてしまう。
 
サーシャからの情報でケーニッヒ少佐の待ち伏せを察知し、逆に待ち伏せを仕掛けるヴァシリだが、不測の事態に陥って狙撃記録を奪われてしまい、ドイツ軍から戦死したと誤認される。ドイツ軍によるヴァシリ戦死のプロパガンダを聞いて心配するターニャは、帰還したヴァシリの姿を見て感極まって抱きついてしまう。その姿を目にしたダニロフは、嫉妬にかられてヴァシリを批判する手紙を書いてしまう。