「新アレクサンドリア図書館」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
KasparBot (会話 | 投稿記録)
Normdaten moved to Wikidata
編集の要約なし
2行目:
'''新アレクサンドリア図書館'''(しんアレクサンドリアとしょかん、{{lang-en-short|Bibliotheca Alexandrina}})は、古代[[アレクサンドリア]]に古代最大かつ最高の学術機関として栄え、その後、戦火と略奪によって失われた[[アレクサンドリア図書館]]を甦らせ、古代の学問と博識の中心地としての輝きを取り戻そうと、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]とエジプト政府が共同で建設した巨大な[[図書館]]兼文化センターである。
 
古代アレクサンドリア図書館の喪失から1500年以上経った[[2001年]][[8月1日]]、アレクサンドリア市北部のかつて図書館があったとされる場所に再建された。コンピュータネットワークも駆使し、エジプトやアラブなど地中海諸国の文化文物に関する文献を収集する方針である。歴史上のアレクサンドリア図書館の最盛期より少ない蔵書数40万冊からの出発だが、最終的には800万冊の大図書館を目指しているという。[[インターネット]]を駆使し、エジプトやアラブなど地中海諸国の文化文物に関する情報も収集している
 
図書館の建物は11階建てで、総面積約8万5000平方mの巨大な建築構造。建造費は約2億ドルを費やした。そのユニークな意匠は1989年に[[エジプト]]が開催した図書館設計のコンペで[[ノルウェー]]の設計事務所[[スノヘッタ]]が数百もの候補の中から勝ち取ったもので、直径160メートルの斜めに切り取られた巨大な円柱が地面に埋もれているという特異な形状をしている。蔵書の大部分は地下の書庫に収められる。