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中国以外では長らく[[ウェード式|ウェード・ジャイルズ式]]などが使われてきたが、1977年には[[国際連合]]の地名標準化会議で中国の地名を拼音によって記載することを決定した<ref>{{cite book|和書|title=漢字民族の決断|year=1987|author=橋本萬太郎・鈴木孝夫・山田尚勇|publisher=大修館書店|isbn=4469220493|page=425}}</ref>。また、1982年には[[国際標準化機構]]も拼音を ISO 7098 として採用した。現在ではラテン・アルファベットを使う諸言語の新聞・書籍などで、中国の固有名詞はほとんど拼音で表記するようになっている。
 
一方、政治体制が異なる[[台湾]]([[中華民国]])では、標準中国語([[国語 (中国語)|国語]])の発音表記体系として、{{JIS2004フォント|漢語拼音}}ではなく[[注音符号]]が使用されている。固有名詞を中心としたローマ字表記としては長らく[[ウェード式]]を用いてきた。ほかに、[[国語ローマ字]](1928年公布)、[[:zh:國語注音符號第二式|国語注音符号第二式]](1984年公布)もあった。近年さらに{{JIS2004フォント|[[通用ピン音|通用拼音]]}}が考案され、{{JIS2004フォント|漢語拼音と通用拼音}}のどちらを採用するかを巡って関連当局間でも同意を得られない状態が続いたが、[[2009年]][[1月1日]]、公式に{{JIS2004フォント|漢語拼音}}を採用した。ただし、都市名等の[[台北市|台北]](Taipei)や[[高雄市|高雄]](Kaohsiung)のようなウェード式表記や、[[基隆市|基隆]](Keelung)のような非北京語発音を元にした表記など、国際的に定着しているものについては変更していない(仮にこれらを漢語拼音に直すなら、Taibei、Gaoxiong、Jilongとなる
 
== 表記 ==