「鳥取連続不審死事件」の版間の差分

'''鳥取連続不審死事件'''（とっとりれんぞくふしんしじけん）とは、[[鳥取県]][[鳥取市]]を中心におこった連続不審死事件である<ref>『[[朝日新聞]]』2009年11月12日 30面</ref>。[[2009年]]（[[平成]]21年）に発覚した（事件は[[2004年]]（平成16年）から2009年（平成21年）にかけて、計6件）。元スナックホステスの女（2009年当時、35歳。）の周辺で、男性6人の不審死が起こり、注目された<ref name="sankei">{{Cite news|url =http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091108/crm0911080208005-n1.htm|title = 【鳥取連続不審死】6人全員に不自然な経緯、5人については殺人も視野|newspaper = [[産経新聞]]|date = 2009-11-08|accessdate = 2010-02-03}}</ref>。

2009年11（平成21年）11月に、女性が別件の[[詐欺罪]]で[[逮捕]]された後に、一連の不審死に関する[[捜査]]が行われた。[[2010年]]1（平成22年）1月に女は[[強盗殺人罪]]で逮捕され、最終的に2人を殺害した罪で[[起訴]]された。

: [[2004年]]（[[平成]]16年）5月13日、当時の女の交際相手で、読売新聞鳥取支局に勤めていた男性記者（42歳）が、段ボールに詰められた状態で鳥取市内で列車に轢かれ死亡した。段ボールには「出会って幸せだった」などのようなことが書かれており、[[鳥取県警察|鳥取県警]]は文面の様子などから[[遺書]]と判断し、男性記者の死因を「自殺」と処理して、[[司法解剖]]などは行わなかった。男性記者は女との金銭トラブルがあり、同僚などからたびたび借金をしていたとのこと<ref name="sankei"/>。

: [[2007年]]（平成19年）8月18日、女の家族とともに貝を採りに、鳥取砂丘近くの海岸に出かけた会社員の男性（27歳）が、海で溺れて病院に搬送されて約10日後に死亡した。男性は泳げなかった。女性とは2001年頃にスナックで知り合い、2005年頃から同居するようになった<ref name="mainichi">{{Cite news|url =http://mainichi.jp/select/today/news/20091108k0000m040098000c.html|title = 鳥取連続不審死:女が海に誘い水死 泳げぬ27歳男性を|newspaper = [[毎日新聞]]|date = 2009-11-08}}</ref>。男性は女から日常的に熱湯をかけられるなどの暴行を受けていた。