「助祭枢機卿」の版間の差分

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1918年以降、助祭枢機卿を含むすべての枢機卿が司祭であることが必須となり、[[1962年]]以降は原則司教であることが求められている。そのため、枢機卿に任命を受けた司祭も司教叙階を受けることが求められるが、ごくたまに高齢であることを理由に司教叙階が免除されることがある。(最近の例では、[[2003年]]に選ばれた[[アヴェリー・デュレス]]枢機卿が司教叙階を免除されている。)
 
[[1587年]]、教皇[[シクストゥス5世 (ローマ教皇)|シクストゥス5世]]は勅令を発して枢機卿団の人数の上限を70名とし、この規定は[[1958年]]まで遵守された。そこで規定された助祭枢機卿の人数は14であったが、実際にはそれより多くなっていた。2005年現在、ローマの名義教会で助祭枢機卿の名義に指定されているものは50以上あるが、実際の助祭枢機卿の人数は30名ほどである。
 
助祭枢機卿には長い間、10年つとめると司祭枢機卿に昇格できるという特権が保持されてきた。助祭枢機卿から昇格した司祭枢機卿たちは司祭枢機卿の中でも特別な地位を占めることが認められていた。このとき、司祭枢機卿として必要な名義をえるか、あるいは助祭枢機卿名義の教会が司祭枢機卿名義の教会に昇格させることも行われた。