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促音は、[[音節]]として分析すれば、[[長子音]]の前半部分を1[[モーラ]]として切り取ったものである。すなわち、
*次のモーラの[[子音]]が[[破裂音]]の場合、次の破裂音の前半の閉鎖を持続し、次の子音と合わせて長子音を構成する。
*次の子音が[[摩擦音]]の場合、次の子音と合わせて持続時間の長い摩擦音を構成する。
*後に音が続かない場合には、前の[[母音]]の構えのまま息を止めるか、または[[声門]]その他の任意の[[調音点]]で[[声道]]を完全に閉鎖して開放しない無音の状態、即ち[[内破音]]とする。
 
通常、次に[[側音]]や[[鼻音]]、[[はじき音]]、[[半母音]]、[[母音]]が続くことはないが、稀にそのような発音を要求される場合は、側音なら摩擦音の場合と同様に持続時間の長い側音(長子音)を構成するか、または次の側音の構えのまま声門を閉鎖する無音状態とし、声門を開放すると同時に次の側音を発する。この後者の場合は、次に来る側音を「[[声門破裂]]を伴う側音」とし、促音が「声門破裂を伴う側音」の前半の閉鎖持続部分を構成し、その後、後半の開放部分を発音したことになる。また、次の音が鼻音、はじき音、半母音、母音の場合も上記の後者の場合と同様の方法で発音される。
 
 
 
促音が語頭に現れること(「ッア」など)はまれであるが、その場合も以上述べたすべての方法が準用される。
 
なお、次の音が摩擦音以外である場合の促音を[[内破音]]であるとする考え 方も成り立つが、上記のように[[ 長子音]]を構成するとする考え方のほうが、次の音が摩擦音である場合を含めて促音を統一的に説明できる点で、より合理的と考えられる。
 
促音は母音を持たず、また前後の音より「[[きこえ度]]」が高くなることがないので、単独で音節を構成したり、音節の主体([[音節|音節主音]])になることはない。
 
[[国際音声記号]]では次のモーラ
の子音と合わせて、子音に長音記号の {{IPA|ː}} を付けるか、子音を二つ重ねて表記する。破裂音で子音を二つ重ねて表記する場合、前の子音に閉鎖を開放しないことを表す {{IPA| ̚ }} を付けることも多い。
* 来て - {{IPA|kʲite}}
* 切手 - {{IPA|kʲitːe}} / {{IPA|kʲitte}} / {{IPA|kʲit̚te}}
* アサリ - {{IPA|asaɾʲi}}
* あっさり - {{IPA|asːaɾʲi}} / {{IPA|assaɾʲi}} 
 
==外来語==