「アナトリア象形文字」の版間の差分

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== 解読 ==
[[File:Anatolian - Seal of Tarkummuwa, King of Mera - Walters 571512.jpg|thumb|right|王の礼服を着た人物のまわりに象形文字を記す。印章の縁には楔形文字で同じ人物名(ヒッタイト統治者のタルクムワ<ref>かつて、[[プルタルコス]]の[[マルクス・アントニウス|アントニウス]]伝に登場する上[[キリキア]]王の名によって「タルコンデーモス({{lang|grc|Ταρκόνδημος}})印章」と呼ばれていたが、正しくない。[[関根正雄]]・[[高津春繁]]『古代文字の解読』岩波書店、1964年、155-156頁および180-180頁</ref>)を記す。この有名な2言語碑文はアナトリア象形文字の解読の最初の鍵を提供した。]]
 
アナトリア象形文字は、19世紀に[[ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルト]]や[[リチャード・フランシス・バートン]]らの探検家が[[シリア]]の[[ハマー (都市)|ハマト]]の壁に書かれた絵文字的な碑文について記述して以来、西洋人の注目を引いた。同じ文字が[[ボアズキョイ]]でも記録され、[[アーチボルド・セイス]]はこれらがヒッタイトに起源を持つと仮定した<ref name="pope">{{cite book |title=The Story of Decipherment: From Egyptian Hieroglyphs to Mayan Script |last=Pope |first=Maurice |edition=rev.|year=1999 |publisher=Thames & Hudson |location=New York |isbn=0-500-28105-X}}</ref>。