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テレビやラジオなどでもアイルランド語による放送がある。義務教育ではアイルランド語が必修であり、アイルランド語で教育をする学校もある。公務員試験でもアイルランド語の試験が課せられる。このように、アイルランド語はアイルランド人のアイデンティティの象徴となっている。2006年センサスによると国民の10%がアイルランド語を学校外においても日常的に使用し、15歳以上の39%が自らをアイルランド語話者であると分類している。
 
日常的にアイルランド語が話されている[[ゲールタハト|ゲールタハト地方]]においてはアイルランド語のコミュニティ保護のための強力な保護政策が取られている。アイルランド語復興政策の影響で、2011年にはおよそ、約94,000人がアイルランド語を日常的に用いており、130万人が学校外でアイルランド語を用いているという統計<ref>[http://www.cso.ie/en/media/csoie/census/documents/census2011pdr/Pdf%208%20Tables.pdf Census 2011 – This is Ireland Central Statistics Office]</ref> があり、徐々にアイルランド語が復権してきている。しかしながら、多くのアイルランド人にとってアイルランド語は学校で初めて学習する言語に過ぎず、日常生活の場では話されることは少ない。そのため、アイルランド語の一定の知識があっても使う機会に乏しく、流暢に会話できる人は圧倒的に少数派である。ゲールタハト地方以外ではアイルランド語だけでアイルランドの大半の地域では十分な意思疎通を図るのも難しいと言われており、国語として十分に普及しているとは言い難いのが現状である。
 
=== 宗教 ===