「チネチッタ (川崎市)」の版間の差分

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音響設備など特筆すべき上映スタイルについて記述を追加
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[[画像:San Gimignano torri 1.jpg|thumb|250px|[[イタリア]]の[[サン・ジミニャーノ]]にあるヒルタウン]]
その後、関東地方では同様の施設が増加したため、対抗するためにボウリング場、旧クラブチッタ等を閉鎖し改築を開始。[[2002年]][[11月]]にチネグランデを除くすべての映画館としての施設の改築を完了し、'''[[ラ チッタデッラ]]''' ('''LA CITTADELLA''':イタリア語で'''砦''') と改称して新装オープンした。翌年9月に、元の映画館が収容されていた建物は物販、サービス店舗が入居する建物への転用工事が完了し、現在に至る。ラ チッタデッラは、大小12のスクリーンと各種店舗を擁るマッジョーレ (MAGGIORE) 及び店舗のみが入居するビバーチェ (VIVACE) の2つの建物で構成されている。デザインコンセプトはイタリアの[[:en:Hill town|ヒルタウン]]をイメージしたものであり、[[福岡県|福岡]]・[[キャナルシティ博多]]や[[東京都|東京]]・[[汐留]]のデザインも担当した[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[http://www.jpi.com/busrvcs/jpisite/default.htm JPI社]がデザインを担当した<ref name="misu"/>。映画館としての部分は、以前と同じく'''チネチッタ'''と呼ばれているが、ラ チッタデッラ = チネチッタではなく、チネグランデを含む映画館としての部分のみを特にチネチッタと呼んでおり、名称の定義は意外に複雑である。旧[[クラブチッタ]] (CLUB CITTA') というライブハウスは1987年の改築時に完成したが、他の施設と同様に[[2002年]][[1月]]に他の施設に先行して改築移転されている
 
2017年現在の[[ラ チッタデッラ]]は、12スクリーンの映画館'''チネチッタ'''と各種店舗を擁するマッジョーレ (MAGGIORE) 、店舗のみが入居するビバーチェ (VIVACE) 、ライブホールの[[クラブチッタ]] (CLUB CITTA') 、フットサルコートのアレーナチッタ(Arena CITTA’)などで構成されている。
改築計画は当初3期を予定していた<ref name="misu"/>。第1期がマッジョーレと[[クラブチッタ]]の建設・移転、第2期がビバーチェの建設、第3期が店舗を有する[[マンション|高層マンション]]の建設となっており、[[六本木ヒルズ]]や[[ラゾーナ川崎プラザ]]のような商業施設と居住区(レジデンス)が同居又は近隣に併設する大規模な複合施設を計画していた。しかし、2014年現在も第2期までで計画が止まっており第3期は着工されていない。3期の予定区画にはフットサルコートが建設されている。
 
改築計画は当初3期を予定していた<ref name="misu" />。第1期がマッジョーレと[[クラブチッタ]]の建設・移転、第2期がビバーチェの建設、第3期が店舗を有する[[マンション|高層マンション]]の建設となっており、[[六本木ヒルズ]]や[[ラゾーナ川崎プラザ]]のような商業施設と居住区(レジデンス)が同居又は近隣に併設する大規模な複合施設を計画していた。しかし、2014年現在も第2期までで計画が止まっており第3期は着工されず、アレーナチッタ(Arena CITTA’)としいない。3期の予定区画にはフットサルコートが建設利用されている。
 
なお、川崎には他のシネマコンプレックスが進出しており、[[2003年]][[9月12日]]に[[川崎DICE]]の開業と同時に[[TOHOシネマズ]]川崎(9スクリーン、全1,902席)が、[[2006年]][[9月28日]]には[[ラゾーナ川崎プラザ]]の開業と同時に[[109シネマズ]]川崎(10スクリーン、全1,957席)がオープンした。それにも関わらず、チネチッタは年間動員数、興業収入で、[[2003年]]・[[2004年]]・[[2005年]]・[[2006年]]の4年連続全国第1位となった<ref name="Messe2012-10"/>。また[[2002年]][[11月]]の新装開店から[[2011年]][[1月]]のチネグランデ閉鎖までの間、総座席数が国内最多(13スクリーン、全3,808席)であり、映画館ビルとしても[[有楽町センタービル|有楽町マリオン]](7スクリーン、全4,534席)に次ぐ第2位だった。
 
全国1位の興行収入を記録する映画館であるために東京・大阪の映画館以外では珍しく舞台挨拶などのチネチッタ独自のイベントが催されることが多い。
 
== 上映スタイル ==
 
=== LIVEZOUND ===
[[CLUB CITTA'|クラブチッタ]]監修の元、CINE8に導入された音響システム。独d&b audiotechnik社製ラインアレイスピーカー、サブウーファーを導入し、音響効果の向上を図る。
 
2016年9月17日より稼働開始。こけら落としとなった作品は、「[[君の名は。]]」及び「[[シン・ゴジラ]]」。
 
2017年1月14日にサラウンドスピーカーをd&b audiotechnik社製のものに一新。それ以前は[[JBL (企業)|JBL]]製のものを使用していた。
 
2017年1月25日に「3つのタクティクス」を発表。音楽の調和を重視する「ハーモニクス」、迫力を重視する「ハードコア」、調和と迫力を両立する「ハイブリッド」の3種類に分類することになった。
 
2017年5月16日より、7.1ch上映が可能となった。
 
=== LIVEサウンド ===
常設舞台にサブウーファーを増設することで、ライブハウスのような迫力を目指したもの。LIVEZOUNDと同じく、[[CLUB CITTA'|クラブチッタ]]が監修を行っている。
 
2016年9月6日までは、CINE8で実施していたが、LIVEZOUND導入のため終了した。
 
2016年10月7日より、CINE12にて実施している。
 
== スクリーン ==
 
=== マッジョーレ (MAGGIORE) 内のスクリーン ===
マッジョーレ (MAGGIORE) 内には12のスクリーンがあり、劇場出入口はチネ1~チネ7が2階、チネ8~チネ12が4階にある。チケットはマッジョーレ1階の窓口で購入する。

2017年5月16日より、全スクリーンがデジタル5.1chからデジタル7.1chにアップグレードされた。

各スクリーンの規模及び設備等の詳細は次のとおり。<ref>{{cite web|url = http://cinecitta.co.jp/delegate/|title = チネチッタ 施設案内|work = CINECITTA'公式ウェブサイト|language = 日本語|publisher = チッタエンタテイメント |accessdate=2017年1月23日 }}</ref>
 
==== チネ1 (CINE1) ====
* スクリーン寸法:7.7m×4.1m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:107席
 
==== チネ2 (CINE2) ====
* スクリーン寸法:8m×4.3m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:129席
 
==== チネ3 (CINE3) ====
* スクリーン寸法:9.1m×3.8m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:138席
 
==== チネ4 (CINE4) ====
* スクリーン寸法:10.4m×4.3m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:290席
 
==== チネ5 (CINE5) ====
* スクリーン寸法:11.6m×4.9m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:284席
 
==== チネ6 (CINE6) ====
* スクリーン寸法:10.8m×4.5m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:244席
 
==== チネ7 (CINE7) ====
* スクリーン寸法:10.8m×4.5m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:244席
 
==== チネ8 (CINE8) ====
* スクリーン寸法:15.4m×6.3m
* 音響設備:デジタル57.1CH([http://cinecitta.co.jp/livezound/ LIVEZOUND])
* 定員数:532席
* その他設備:常設舞台あり
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==== チネ9 (CINE9) ====
* スクリーン寸法:9.4m×5.1m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:154席
 
==== チネ10 (CINE10) ====
* スクリーン寸法:10.9m×4.5m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:191席
 
==== チネ11 (CINE11) ====
* スクリーン寸法:16.3m×6.6m
* 音響設備:デジタル57.1CH
* 定員数:407席
 
==== チネ12 (CINE12) ====
* スクリーン寸法:15.7m×6.5m
* 音響設備:デジタル57.1CH([http://cinecitta.co.jp/livesound/ LIVEサウンド])
* 定員数:488席
* その他設備:常設舞台あり
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; チケット売場 : マッジョーレ1階にある。チネチッタの全劇場のチケットを購入できる。座席はすべて指定席(完全入れ替え制)で、窓口のスタッフに座席の希望を言える。前寄り、中程、後ろ寄り、通路寄り、列番号などおおまかな指定も可能であるし、他の観客にすでに指定されていなければ具体的に座席番号を指定することもできる。
; チネット自動発券機 : マッジョーレの1階のチケット売場の近くと2階の劇場入口のロビーにある。'''CINE-T (チネット)''' と呼ばれるサービスを利用してインターネットで事前購入(予約)したチケットを発券する装置。予約番号を入力するとチケット売場で渡されるチケットと同様のものが発券される。
; 売店 : 各種[[飲料|ドリンク]]、[[ビール]]、[[ポップコーン]]、[[ホットドッグ]]、[[菓子]]類など映画館では定番の飲食物を販売する<ref>{{cite web|url =http://cinecitta.co.jp/shop/food_drink/|title = チネチッタ 売店 フード&ドリンク|work = CINECITTA'公式ウェブサイト|language = 日本語|publisher = チッタエンタテイメント |accessdate=2017年1月23日 }}</ref>。焼きたてのパン・クロワッサンなどのオリジナルメニューもある。売店は2階ロビー入場口横と2階・4階場内ロビーの23箇所にある。このうちただし2階場内ロビーにある売店は、映画を鑑賞時間帯によっては閉店なくいることがあり、その際は入場口横の売店を利用できするようアナウンスされる。
; チネチッタグッズショップ : 各種映画のパンフレット、キャラクターグッズ、前売券、[[ポスター]]、[[はがき|ポストカード]]、DVD、CDなどを販売する。マッジョーレ2階にある。また、2階ロビー内のショップではパンフレットの販売のみを行う。
 
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=== チネピット(駐車場) ===
チネチッタが提供する[[駐車場]]。立体駐車場が1つ、平面駐車場が2つある。
 
チケット売り場またはチネチッタグッズショップで映画の半券と駐車券を提示すると、駐車料金が1作品あたり3時間無料となる。
* チネピット (CINEPIT) (立体)
*: 収容台数:320台
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* チネピット (CINEPIT2) (平面)
*: 収容台数:40台
 
=== 駐輪場 ===
チネチッタ裏手にある有料駐輪場。チケット売り場またはチネチッタグッズショップで映画の半券と駐車券を提示すると、駐輪料金が1作品あたり3時間無料となる。
 
=== ラ・チッタデッラ・シンフォニー ===