「Parts-per表記」の版間の差分

|1 [[パーセント|%]]||0.01||10<{{sup>-|2</sup>}}

|1 [[パーミル|&permil;]]||0.001||10<{{sup>-|3</sup>}}

|1 [[ベーシスポイント|‱]]||0.000 1||10<{{sup>-|4</sup>}}

|1 [[ppm]]||0.000 001||10<{{sup>-|6</sup>}}

|1 [[ppb]]||0.000 000 001||10<{{sup>-|9</sup>}}

|1 [[ppt]]||0.000 000 000 001||10<{{sup>-|12</sup>}}

|1 [[ppq]]||0.000 000 000 000 001||10<{{sup>-|15</sup>}}

* '''parts per hundred'''（百分率）は、[[100]]分の1（1 (= 1{{e|-2}}）) であることを意味するが、通常は[[パーセント]] (%) で表記される。5[[ミリリットル]]（スプーン1杯）の水に稀釈された1滴（約0.05 mL）の水や、1[[日]]の中の15[[分]]はおよそ 1 % である。

* '''parts per thousand'''（千分率）は、[[1000]]分の1（1 (= 1{{e|-3}}）) であることを意味し、[[パーミル]]（‰）とも表記される。"parts per trillion"（一兆分率）と区別がつかなくなるため、"part per thousand"を"ppt"と略すべきではない。ただし、海洋学などの特定の分野では、"ppt"を千分率の意味で使用する。50ミリリットル（スプーン10杯）の水に稀釈された1滴の水や、1日の中の1分半はおよそ 1 ‰ である。

* '''parts per ten thousand'''（一万分率）は、[[ベーシスポイント]] (basis point, bp) やパーミリアド (permyriad, {{unicode|‱}}) とも言い、[[10000]]分の1（1 (= 1{{e|-4}}）) であることを意味する。金融分野では、ベーシスポイントは時間の逆数の次元 (''T''<{{sup>-|1</sup>}}) を持つ量として扱われ、金利の変化や違いを表現するのに用いられる。例えば、年5.15%から年5.35%への金利の変化は、「20ベーシスポイントの変化」ということになる。科学では殆ど使われない。0.5[[リットル]]の水に稀釈された1滴の水や、1日の中の9[[秒]]はおよそ 1 {{unicode|‱}} である。

* '''parts per million'''（'''[[ppm]]'''、百万分率）は、[[1000000|1,000,000]]分の1（1 (= 1{{e|-6}}）) であることを意味する。10,000 ppm で 1 % となる。50リットルの水に稀釈された1滴の水や、1[[年]]の中の32[[秒]]はおよそ 1 ppm である。

* '''parts per billion'''（'''ppb'''、十億分率）は、[[1000000000|1,000,000,000]]分の1（1 (= 1{{e|-9}}）) であることを意味する。10,000,000 ppb で 1 % となる。一般的な[[ドラム缶]]250本分（50[[キロリットル]]）の水に稀釈された1滴の水や、1[[世紀]]の中の3[[秒]]はおよそ 1 ppb である。

* '''parts per trillion'''（'''ppt'''、一兆分率）は、[[1000000000000|1,000,000,000,000]]分の1（1 (= 1{{e|-12}}）) であることを意味する。[[オリンピックサイズ・プール]]20杯分（50メガリットル）の水に稀釈された1滴の水や、1[[ミレニアム|千年紀]]の中の3[[秒]]はおよそ 1 ppt である。

* '''parts per quadrillion'''（'''ppq'''、千兆分率）は、[[1000000000000000|1,000,000,000,000,000]]分の1（1 (= 1{{e|-15}}）) であることを意味する。[[東京ドーム]]約40個分（50ギガリットル）の水に稀釈された1滴の水や、[[地球の年齢]]（約45億年）の中の2分半はおよそ 1 ppq である。分析化学においてごく稀に、ppqレベルの測定が行われる<ref>[[ダイオキシン]]の測定は常に準ppqレベルで測定が行われる。[[アメリカ合衆国環境保護庁]](EPA)は、現在は飲料水中のダイオキシンの量の制限を30 ppqに設定しているが、かつては0.013 ppqに設定していた。また、飲料水中の放射性物質の量はppqの単位で報告される。</ref>。