「2017年アゼルバイジャングランプリ」の版間の差分

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| コース長=6.003km
| レース距離=51周(306.349km)
| 決勝日天候=晴(ドライ)
| PPドライバー国旗={{flagicon|GBR}}
| PPドライバー=[[ルイス・ハミルトン]]
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2017年[[6月25日]] 17:00
 
大波乱のレースを[[レッドブル・レーシング|レッドブル]]の[[ダニエル・リチャルド|ダニエル・リカルド]]が制した。レッドブルは今シーズン初勝利。また[[ランス・ストロール]]が初表彰台を獲得した。
 
=== 展開 ===
気温28度、路面温度53度、晴天のドライコンディションで行われた<ref>{{Cite web |url = http://www.as-web.jp/f1/135615?all |title = F1アゼルバイジャンGP:大荒れの決勝を制したリカルドが今季初優勝!アロンソは9位入賞 |publisher = AUTOSPORTweb |date = 2017-06-26 |accessdate = 2017-06-26}}</ref>。
 
後方グリッドのグロージャン、エリクソン、バンドーンの3台がソフト、それ以外はスーパーソフトでスタート。ターン1でサインツがスピンを喫する。ターン2ではボッタスとライコネンが接触、両者ともマシンにダメージを負い大きく順位を落とす。5周目、リカルドがブレーキダクトにデブリを拾って過熱してしまったためピットイン。7周目、パーマーがマシントラブルでリタイア。10周目、クビアトがターン13でストップ。クビアトのマシンの撤去のため[[セーフティカー]]が導入され、各車一斉にピットインしてタイヤ交換義務を果たす。セーフティカー導入中の11周目にフェルスタッペンのマシンにトラブルが発生しリタイアとなった。
 
17周目にセーフティカーが解除され、ペレスが2位ベッテルに並びかけるが、ベッテルはインを守り2位をキープ。その後方でもマッサにオコンとライコネンが仕掛けるが、ライコネンのマシンからデブリが飛び散ったため再びセーフティカーが導入される。
 
デブリが除去され、20周目にレースが再開されることになったが、その直前の19周目、ターン15で立ち上がりが遅いハミルトンにベッテルが追突してしまう。怒りを露わにしたベッテルがハミルトンに並びかけ、右にステアリングを切ってヒットした。この行為が後に審議対象となる。レースが再開され、ターン1でベッテルにペレス、マッサ、オコンが並び掛けていき、ベッテルは再びなんとか2位を守ったがマッサがペレスの前へ出る。続くターン2でオコンがペレスのインに並びかけ、サイドバイサイドで接触。ペレスはコンクリートウォールの間に挟まれる形でステアリングアームを壊し、ピットインを余儀なくされる。その後ろにいたライコネンもデブリで左リアタイヤがパンクしてしまい、リアウイングなどに大きなダメージを負い、2人とも大きく順位を落とした。コース上にあまりに多くのデブリが落ちている状況を鑑み、レースは赤旗中断となった。
 
デブリの清掃が終わった18時15分にレースは再開されるが、赤旗中断中にライコネンとペレスはマシンを修復して序列に戻ったが、ピットレーン停車中以外の作業は禁止されているため、両者ともドライブスルーペナルティを科せられた。マッサはレース再開直後からマシンの調子が悪くそのままリタイア、ヒュルケンベルグはターン7でクラッシュしリタイアとなった。
 
首位を行くハミルトンはヘッドレストが外れてしまい、手で押さえて走っていたものの、交換のためピットインを余儀なくされる。ベッテルも先述の危険行為のため10秒ストップ&ゴーペナルティが科され、両者とも優勝争いから後退する。これでリカルドがトップに立ち、ストロールが2位、オコンが3位に続き、序盤のアクシデントで大きく順位を落としていたボッタスが4位まで浮上していた。ここからボッタスが追い上げを見せオコンをパス、ストロールにも徐々に接近していき、ファイナルラップの最終ストレートでストロールをパスして2位まで浮上した。リカルドは[[2016年マレーシアグランプリ]]以来の勝利となった。最後はボッタスに抜かれたものの、ストロールは初の表彰台に立った。アロンソは9位に入賞し、マクラーレンは8戦目でようやく今シーズン初ポイントとなった。
 
=== 結果 ===